おNEWなスニーカーへ ~タイヤ交換~ [Roadster [Footwork]]
久々の更新。
今回はくたびれたポンコツ号のタイヤを新調したので、そのご報告。
ポンコツ号は、ノーマルの14インチから、15インチにインチUPしている。
グリップ力や、安定性などの運動性能云々ではなく、単に見た目。一目惚れしたホイールがたまたま15インチだった。…というだけ。
カリッカリにチューンして、サーキットで走行会や本格的な競技で使用する場合は別として、
通常、街乗りや年に何回かのロングドライブ程度の乗り方なら、インチUPのメリットは2割が関の山。8割はデメリット。
これが、ボクが個人的に考える、インチUPの定義。
日常の足+αの使い方なら、ノーマルサイズに勝るものはない。
インチUPすれば、単純に履物が重くなるワケだし、路面との摩擦も増える。
乗り心地も悪化するし、取り回し、燃費、発進・加速も鈍くなる。非力なノーマルNA6ならなおさらだ。
55、50、45などの低扁平タイヤは減りも早く、価格も高い。ビンボーなボクにはツライっす。
前述した、自分流の『インチUPの定義』。
2割しかないとしたメリットの一つは『見た目』。
スポーツカーをはじめ、クルマを愛する人たちにとって、『見た目』は最重要項目。
お金が無くても、乗り心地を犠牲にしても、自分が『カッコイイ!』と思える愛車に仕立てる。
これに尽きる。…はず。
…なワケで、ボクのタイヤ選びは、性能などは度外視。完全に見た目で決定。
ポンコツ号を15インチへインチUPしてから、タイヤ交換は今回で3度目。
今のホイールを新品で購入した当初は、予算も無かったし、実際にタイヤを組み込み、クルマへ装着した際の
マッチングに関するデータも無かったので、ファルケンの手頃なタイヤを中古で購入。サイズは定番の195/50R15。
これはこれで、それなりに気に入っていたのだが、月日を重ねると徐々に不満が…。
ホイールのリム部分からタイヤのトレッド面にかけての、いわゆる『ショルダー』の形状が、
当初から、かなりのシャコタンであったポンコツ号のフェンダーラインに合わないのだ。
これは、永年の経験で後から解ったのだが、ダンロップやグッドイヤー、ファルケンのタイヤはトレッド幅が比較的狭く、
同じリム幅のホイールに組み込んだ場合、ブリヂストンやヨコハマに比べ、ショルダー形状が『なで肩』、
つまり、俗に言う『引っ張りタイヤ』のような雰囲気になる。
逆に、ブリヂストンやヨコハマは、ショルダーが角張り、トレッドがより強調された形状になるのだ。
このデータを踏まえて考えると、
フェンダーの形状にツメ折り等の加工を施し、ホイールのリム幅も目一杯太いモノをチョイス。
なおかつフェンダーとタイヤとのクリアランスは紙一重。…というような、限界ギリギリなサイズを楽しみたい場合や、
単純に『引っ張りタイヤ』のシルエットが好みの人は、ダンロップやグッドイヤー、ファルケンを。
車高もホイールサイズもそこそこ、ただ、フェンダーとのクリアランスをなんとかしたいと考える人には、ブリヂストンやヨコハマを選べば、
車体とホイール&タイヤのバランスが最適化されるのでは?と思ったのだ。
これは、あくまでもボクの個人的な見解なので、鵜呑みにせず、参考程度に考えて頂きたい。
…で、ポンコツ号だ。
お気に入りのホイールを手に入れたのに、イマイチなマッチング。そろそろタイヤも減ってきたし、交換時期かな…?
…と思っていた時に、出逢ったタイヤが、ブリヂストンの『B500si』。
ホイールに組み込まれていないタイヤのみの状態でも、トレッド面がグッと強調され、ショルダーが角張り力強いシルエット。
サイドウォールのデザインもシャープだし、パターンデザインも申し分なし。
何より、ブリヂストンと言えば、今や唯一F1にタイヤを供給する一流メーカーだ。
さらに、ボクが見付けた時は、すでに『B500si』は廃番。ちょうどPlayzへモデル移行する時期だった為、
在庫処分で、未使用品が激安。サイズも限られ、目当ての195/50R15は残り1セットのみ。
「これは『買い』でしょう!」と、減ってはいたが、まだまだ使えたファルケンタイヤをあっさりと脱ぎ捨て、
『理想のカタチ』のブリヂストンB500siを購入。しかも、今回は新品ピカピカタイヤだ。
早速、装着してみると、これがまたベストマッチ!まるで計算されたかのようなマッチング!
ツメ折りなどの加工を施さずに、タイヤにチョイかぶるポンコツ号のリアフェンダーとのクリアランスは5mm弱!
フロントは、街乗り重視で約1cm。もともと若干の尻下がり気味スタイルの車高セッティングの為、
この前後クリアランスが理想だったので、大成功。ブリヂストンさまさま!…という運命的とも言える出逢いをしたのだった。
そして今回、さすがにくたびれたB500siに代わる、ポンコツ号のおNEWなスニーカーに選ばれたのが、
その名もズバリ、ブリヂストンの『SNEAKER』。
『スニーカー』と言えば、何十年も前から、ブリヂストンの乗用車用タイヤとしてラインナップされている、
基本中の基本で、同メーカーで一番リーズナブルな銘柄。
昔こそ、70や80シリーズの、ショボイ(失礼)サイズしかラインナップされていなかったが、
昨今の普通乗用車用タイヤの目まぐるしい進化に合わせ、モデルチェンジを機に、45、40等の低扁平サイズや、
18インチ等の大口径シリーズまでをも取り揃える定番タイヤへと進化したのだ。
現在のホイールも、車高もベストとしているポンコツ号にとって、ブリヂストン以外のメーカーは考えられない。
タイヤメーカーを変えれば、シルエットや形状が、良くも悪くも変わってしまうからだ。
しかし、ブリヂストンを選ぶにあたり、唯一の難点がヒトツ。値段がベラボーに高いのだ。
その点、『SNEAKER』は、比較的リーズナブルだし、基本的な設計が、乗り心地や静粛性、耐摩耗性能を
重視した経済タイヤの為、ビンボーなボクにもぴったり。
パターンもモデルチェンジで先代モデルよりも洗練された現代的なデザインへ進化。
サイドウォールも若干の遊び心を持たせ、若々しいものへ。
そして、ボクが絶対に譲れない、トレッド面からホイールリムまでのシルエットは、B500si系の角張ったものから、
Playz系の丸みを帯びたシルエットとなったが、これが逆に『タイヤらしい』ファットな印象でGood。一目で気に入った。
まあまあ、グダグダと前置きが非常に長くなってしまったが、なんやかんやで、ポンコツ号の新しいスニーカーが決定。
やはり好きで乗ってるクルマだし、少ない収入の中から大枚(たいまい)をはたいて買うワケだから、
ごく小さなパーツでも、慎重に厳選し、自分が充分に納得できるものを選びたい。それなりに悩むし、時間もかかるけど、
これが結構楽しかったりするんだよね~。
で、下の写真たちが、実際に購入した新しい『SNEAKER』と、お疲れさんの『B500si』。
作業は会社のPitを拝借して、自分で組み換え&装着。
ホイール裏にウエイトがベタベタ貼りつくと、ルックス的に美しくないのでホイールバランスは取らない。
このくらいのサイズなら、ブレもそれほど気にならないし、極低車高とハードなサスのおかげ(?)で、
振動なんて気にならないですから~。
『SNEAKER』のラベル。
当たり障りのない、淡~い『みかん色』。
「これが基本。これが基準。」という、まるで標語のようなキャッチコピーが。
右端には『エコ対応商品』なるロゴが。減税とか、免税とかある(笑)?
どうでもいいけど、タイヤのラベルって、クルマに付けちゃったら剥がしちゃうのに、凝ったデザインの物が多くて、
捨てちゃうのもったいないよね~。かといって、ボディに貼るワケにもいかないんだけどね~。
バシッと組み上がった『SNEAKER』と、働き続けて定年を迎えた『B500si』。
ホイールは、超お気に入りのSebring ITC Sport EVOの15インチ。
『Face2』と称された、リム部分からセンターボアにかけて落ち込む、いわゆる『逆ゾリ』デザインの7本のスポークが美しい。
赤いセンターオーナメントもナイスなデザイン。
以前、信号無視のクルマに横っ腹から突っ込まれた際、右フロントの1本がガリガリにキズ付いてしまったのだが、
ホイール修正により新品のように復活した。すごい技術だよね~。
そして、後ろにチラリと顔をのぞかせているのが、未だ謎に包まれた愛しのポンコツ号。
その内、全貌をご紹介いたしますので、少々お待ちを。
新品ピカピカの『SNEAKER』のトレッドデザイン。
4本の太めのストレートグルーブが走り、排水性が良さげ。
センター寄りのブロックは比較的細かなサイプが刻まれ、静粛性能をUP。
一番外側のブロックは、内側部分を隣のブロックと連結し、剛性UPと偏摩耗防止を担う。
スタンダードタイヤには、もったいないようなステキなパターンデザインだ。
この角度の写真だと、緩やかに落ち込んでゆくホイールのスポークの様子がわかりやすい。
晴れて定年退職を迎えた『B500si』。
余生は、ペンキで塗られて花壇としてのんびり過ごすのか、細かく砕かれ別のゴム製品に生まれ変わるか、
はたまた、再び中古タイヤとして売られ、死ぬまで働かされるのか…。
パッと見、もうチョイ使えそうな気もするが、スリップサインまで残り1mm強。
トレッド面には、ヒビ割れも見受けられ、だいぶくたびれている。
なにはともあれ、今まで一度のパンクもせずに良く働いてくれたことに感謝感謝!
ご苦労さん。ありがとう。
この後、実際にポンコツ号へ装着。
走りだして一番最初に気がついたのが、乗り心地の良さ。スタンダードタイヤとは思えない。
そして、静かさも『B500si』より勝っていると感じた。これだけ静かだと、転がり抵抗もさぞかし少ないことだろう。
転がり抵抗が少なければ、それだけ燃費も良くなる。なるほどエコタイヤ。
もともと、サーキットでガンガン、ワインディングでグイングイン、というタイプではないし、クルマも非力なので、
グリップも申し分ないレベル。タイヤを新しくすると、運転がより楽しくなる。減っていくのがもったいない!
みなさんも、『どうせ消耗品』などと割り切らず、ちょっとだけでも、こだわってタイヤ選んでみてはいかがですか?
新しい発見があるかも知れませんよ。
どんなに小さなクルマも、大きなクルマも、遅いクルマも、速いクルマも、最終的に路面と接しているのは
『タイヤ』なんですから。
たかがタイヤ。されどタイヤ。です。ハイ。
ではまた。
今回はくたびれたポンコツ号のタイヤを新調したので、そのご報告。
ポンコツ号は、ノーマルの14インチから、15インチにインチUPしている。
グリップ力や、安定性などの運動性能云々ではなく、単に見た目。一目惚れしたホイールがたまたま15インチだった。…というだけ。
カリッカリにチューンして、サーキットで走行会や本格的な競技で使用する場合は別として、
通常、街乗りや年に何回かのロングドライブ程度の乗り方なら、インチUPのメリットは2割が関の山。8割はデメリット。
これが、ボクが個人的に考える、インチUPの定義。
日常の足+αの使い方なら、ノーマルサイズに勝るものはない。
インチUPすれば、単純に履物が重くなるワケだし、路面との摩擦も増える。
乗り心地も悪化するし、取り回し、燃費、発進・加速も鈍くなる。非力なノーマルNA6ならなおさらだ。
55、50、45などの低扁平タイヤは減りも早く、価格も高い。ビンボーなボクにはツライっす。
前述した、自分流の『インチUPの定義』。
2割しかないとしたメリットの一つは『見た目』。
スポーツカーをはじめ、クルマを愛する人たちにとって、『見た目』は最重要項目。
お金が無くても、乗り心地を犠牲にしても、自分が『カッコイイ!』と思える愛車に仕立てる。
これに尽きる。…はず。
…なワケで、ボクのタイヤ選びは、性能などは度外視。完全に見た目で決定。
ポンコツ号を15インチへインチUPしてから、タイヤ交換は今回で3度目。
今のホイールを新品で購入した当初は、予算も無かったし、実際にタイヤを組み込み、クルマへ装着した際の
マッチングに関するデータも無かったので、ファルケンの手頃なタイヤを中古で購入。サイズは定番の195/50R15。
これはこれで、それなりに気に入っていたのだが、月日を重ねると徐々に不満が…。
ホイールのリム部分からタイヤのトレッド面にかけての、いわゆる『ショルダー』の形状が、
当初から、かなりのシャコタンであったポンコツ号のフェンダーラインに合わないのだ。
これは、永年の経験で後から解ったのだが、ダンロップやグッドイヤー、ファルケンのタイヤはトレッド幅が比較的狭く、
同じリム幅のホイールに組み込んだ場合、ブリヂストンやヨコハマに比べ、ショルダー形状が『なで肩』、
つまり、俗に言う『引っ張りタイヤ』のような雰囲気になる。
逆に、ブリヂストンやヨコハマは、ショルダーが角張り、トレッドがより強調された形状になるのだ。
このデータを踏まえて考えると、
フェンダーの形状にツメ折り等の加工を施し、ホイールのリム幅も目一杯太いモノをチョイス。
なおかつフェンダーとタイヤとのクリアランスは紙一重。…というような、限界ギリギリなサイズを楽しみたい場合や、
単純に『引っ張りタイヤ』のシルエットが好みの人は、ダンロップやグッドイヤー、ファルケンを。
車高もホイールサイズもそこそこ、ただ、フェンダーとのクリアランスをなんとかしたいと考える人には、ブリヂストンやヨコハマを選べば、
車体とホイール&タイヤのバランスが最適化されるのでは?と思ったのだ。
これは、あくまでもボクの個人的な見解なので、鵜呑みにせず、参考程度に考えて頂きたい。
…で、ポンコツ号だ。
お気に入りのホイールを手に入れたのに、イマイチなマッチング。そろそろタイヤも減ってきたし、交換時期かな…?
…と思っていた時に、出逢ったタイヤが、ブリヂストンの『B500si』。
ホイールに組み込まれていないタイヤのみの状態でも、トレッド面がグッと強調され、ショルダーが角張り力強いシルエット。
サイドウォールのデザインもシャープだし、パターンデザインも申し分なし。
何より、ブリヂストンと言えば、今や唯一F1にタイヤを供給する一流メーカーだ。
さらに、ボクが見付けた時は、すでに『B500si』は廃番。ちょうどPlayzへモデル移行する時期だった為、
在庫処分で、未使用品が激安。サイズも限られ、目当ての195/50R15は残り1セットのみ。
「これは『買い』でしょう!」と、減ってはいたが、まだまだ使えたファルケンタイヤをあっさりと脱ぎ捨て、
『理想のカタチ』のブリヂストンB500siを購入。しかも、今回は新品ピカピカタイヤだ。
早速、装着してみると、これがまたベストマッチ!まるで計算されたかのようなマッチング!
ツメ折りなどの加工を施さずに、タイヤにチョイかぶるポンコツ号のリアフェンダーとのクリアランスは5mm弱!
フロントは、街乗り重視で約1cm。もともと若干の尻下がり気味スタイルの車高セッティングの為、
この前後クリアランスが理想だったので、大成功。ブリヂストンさまさま!…という運命的とも言える出逢いをしたのだった。
そして今回、さすがにくたびれたB500siに代わる、ポンコツ号のおNEWなスニーカーに選ばれたのが、
その名もズバリ、ブリヂストンの『SNEAKER』。
『スニーカー』と言えば、何十年も前から、ブリヂストンの乗用車用タイヤとしてラインナップされている、
基本中の基本で、同メーカーで一番リーズナブルな銘柄。
昔こそ、70や80シリーズの、ショボイ(失礼)サイズしかラインナップされていなかったが、
昨今の普通乗用車用タイヤの目まぐるしい進化に合わせ、モデルチェンジを機に、45、40等の低扁平サイズや、
18インチ等の大口径シリーズまでをも取り揃える定番タイヤへと進化したのだ。
現在のホイールも、車高もベストとしているポンコツ号にとって、ブリヂストン以外のメーカーは考えられない。
タイヤメーカーを変えれば、シルエットや形状が、良くも悪くも変わってしまうからだ。
しかし、ブリヂストンを選ぶにあたり、唯一の難点がヒトツ。値段がベラボーに高いのだ。
その点、『SNEAKER』は、比較的リーズナブルだし、基本的な設計が、乗り心地や静粛性、耐摩耗性能を
重視した経済タイヤの為、ビンボーなボクにもぴったり。
パターンもモデルチェンジで先代モデルよりも洗練された現代的なデザインへ進化。
サイドウォールも若干の遊び心を持たせ、若々しいものへ。
そして、ボクが絶対に譲れない、トレッド面からホイールリムまでのシルエットは、B500si系の角張ったものから、
Playz系の丸みを帯びたシルエットとなったが、これが逆に『タイヤらしい』ファットな印象でGood。一目で気に入った。
まあまあ、グダグダと前置きが非常に長くなってしまったが、なんやかんやで、ポンコツ号の新しいスニーカーが決定。
やはり好きで乗ってるクルマだし、少ない収入の中から大枚(たいまい)をはたいて買うワケだから、
ごく小さなパーツでも、慎重に厳選し、自分が充分に納得できるものを選びたい。それなりに悩むし、時間もかかるけど、
これが結構楽しかったりするんだよね~。
で、下の写真たちが、実際に購入した新しい『SNEAKER』と、お疲れさんの『B500si』。
作業は会社のPitを拝借して、自分で組み換え&装着。
ホイール裏にウエイトがベタベタ貼りつくと、ルックス的に美しくないのでホイールバランスは取らない。
このくらいのサイズなら、ブレもそれほど気にならないし、極低車高とハードなサスのおかげ(?)で、
振動なんて気にならないですから~。
『SNEAKER』のラベル。
当たり障りのない、淡~い『みかん色』。
「これが基本。これが基準。」という、まるで標語のようなキャッチコピーが。
右端には『エコ対応商品』なるロゴが。減税とか、免税とかある(笑)?
どうでもいいけど、タイヤのラベルって、クルマに付けちゃったら剥がしちゃうのに、凝ったデザインの物が多くて、
捨てちゃうのもったいないよね~。かといって、ボディに貼るワケにもいかないんだけどね~。
バシッと組み上がった『SNEAKER』と、働き続けて定年を迎えた『B500si』。
ホイールは、超お気に入りのSebring ITC Sport EVOの15インチ。
『Face2』と称された、リム部分からセンターボアにかけて落ち込む、いわゆる『逆ゾリ』デザインの7本のスポークが美しい。
赤いセンターオーナメントもナイスなデザイン。
以前、信号無視のクルマに横っ腹から突っ込まれた際、右フロントの1本がガリガリにキズ付いてしまったのだが、
ホイール修正により新品のように復活した。すごい技術だよね~。
そして、後ろにチラリと顔をのぞかせているのが、未だ謎に包まれた愛しのポンコツ号。
その内、全貌をご紹介いたしますので、少々お待ちを。
新品ピカピカの『SNEAKER』のトレッドデザイン。
4本の太めのストレートグルーブが走り、排水性が良さげ。
センター寄りのブロックは比較的細かなサイプが刻まれ、静粛性能をUP。
一番外側のブロックは、内側部分を隣のブロックと連結し、剛性UPと偏摩耗防止を担う。
スタンダードタイヤには、もったいないようなステキなパターンデザインだ。
この角度の写真だと、緩やかに落ち込んでゆくホイールのスポークの様子がわかりやすい。
晴れて定年退職を迎えた『B500si』。
余生は、ペンキで塗られて花壇としてのんびり過ごすのか、細かく砕かれ別のゴム製品に生まれ変わるか、
はたまた、再び中古タイヤとして売られ、死ぬまで働かされるのか…。
パッと見、もうチョイ使えそうな気もするが、スリップサインまで残り1mm強。
トレッド面には、ヒビ割れも見受けられ、だいぶくたびれている。
なにはともあれ、今まで一度のパンクもせずに良く働いてくれたことに感謝感謝!
ご苦労さん。ありがとう。
この後、実際にポンコツ号へ装着。
走りだして一番最初に気がついたのが、乗り心地の良さ。スタンダードタイヤとは思えない。
そして、静かさも『B500si』より勝っていると感じた。これだけ静かだと、転がり抵抗もさぞかし少ないことだろう。
転がり抵抗が少なければ、それだけ燃費も良くなる。なるほどエコタイヤ。
もともと、サーキットでガンガン、ワインディングでグイングイン、というタイプではないし、クルマも非力なので、
グリップも申し分ないレベル。タイヤを新しくすると、運転がより楽しくなる。減っていくのがもったいない!
みなさんも、『どうせ消耗品』などと割り切らず、ちょっとだけでも、こだわってタイヤ選んでみてはいかがですか?
新しい発見があるかも知れませんよ。
どんなに小さなクルマも、大きなクルマも、遅いクルマも、速いクルマも、最終的に路面と接しているのは
『タイヤ』なんですから。
たかがタイヤ。されどタイヤ。です。ハイ。
ではまた。
ハザードスイッチ [Roadster [Dress-Up]]
今回はハザードスイッチのお話。
NA型ロードスターのエアコン吹出口の間にあるハザードスイッチは2種類あり、
NA6とNA8のシリーズ1までは赤ボタン、NA8のシリーズ2のみ黒ボタンとなる。
ボタンの真ん中の三角のハザードマークも赤ボタンの場合は白、黒ボタンの場合は赤で表示される。
ライトを点灯した時のイルミネーションも、赤ボタンの場合は緑、黒ボタンの場合は赤く光る。
ハザードボタンの下のリトラ開閉スイッチは全年式共通で黒ボタン。
我がポンコツ号は、内装を貼り替え、白と黒のモノトーンに統一している為、
ダッシュボードのド真ん中にいる赤いハザードボタンが、どーも気になっていた。
さらに、室内のメーターパネルや空調パネル、オーディオや灰皿照明にいたる全ての照明を
電球交換等により『赤照明』に変更していることもあって、最初から赤く光るNA8シリーズ2用の
ハザードスイッチは都合が良いのだ。
それに、赤ボタンの『赤』は微妙にピンクっぽく、経年による退色も手伝ってか、非常に古臭く見えてしまうのも残念だ。
これはもう替えるしかない!
早速、某ークションにて検索。
が、数が少ないのか、人気なのか知らないが、出てくるのは赤ボタンの前期モノばかり。
何ヶ月か探し求め、やっと見つけた。少々値は張ったが仕方なく購入。
商品が届くなり、自分のと比べてみる。
下の写真がハザードスイッチ。
左がシリーズ2用、右がポンコツ号を含む前期用。
ハザードスイッチはもちろんだが、リトラスイッチのマークの色も若干違う。
前期モノはクッキリハッキリしているが、シリーズ2モノはぼんやりとした表記。
リトラスイッチは前期モノの方がクォリティが高いようだ。
もちろん取付部を含む全体の形状、配線カプラーには変更はないので、無加工にて取り付け可能だ。
横から眺めた図。
NA8はシリーズ2で大幅なコストダウンが図られ、その多くは内装品の簡素化によるものだった。
メーターリングの廃止やシート形状などが目立ったが、ハザードスイッチにもメスが入れられていた。
下の写真を良く見ると、右の前期モノのハウジングには2個の穴があいていて、その奥には夜間照明用の
電球が見える。が、左のシリーズ2モノの穴は1個がテープのようなもので塞がれて、穴はひとつのみ。
と、いうことは、電球もひとつ?
これは分解して検証じゃ~。
※ちなみにこの写真、上下逆ですが、気になさらぬよう。
分解の図。
見事にバラバラ。組み立てられるか?
どうせ、『赤照明』に変更するので、分解作業からは逃れられないのだ。
分解は、ハウジング裏側、カプラーが刺さる側にツメが4箇所あるので、それらをあおれば
ガバッと開きます。中身はグリスがベッタベタで、バネがビヨ~ンと出てきたりするので、
パーツの紛失にはくれぐれも注意を。
で、問題の電球部分。
案の定。宍戸錠。
電球が1個しか入ってない。
写真左、赤マル部分が電球。右の黄マル部分は穴のみ。
こんな小さなパーツにまでコストダウンの波が…。
まぁ、クルマが10万台売れたとして、電球が1個100円だったとすれば、これを省いただけで、
100,000×100=10,000,000で1,000万円の節約になることを考えれば納得か。
幸いにして、前期モノのハザードスイッチから電球のみ移植できたので良しとした。
パーツの検証はここまで。
純正のレトロな『緑照明』から、鮮烈な『赤照明』へ変更する作業にかかる。
前述したように、シリーズ2モノのハザードスイッチは元々赤く光るので、
加工するのは、リトラ開閉スイッチのみ。
下の写真の赤マルで示したパーツを加工する。
そのパーツをさらに分解します。
ボタンの横っちょに切り欠きがあるので、そこをあおるとスポッと抜けます。
強引にあおると簡単に割れるので、慎重に。ボクは割っちゃいました。
分解したボタン部分の内側をマッキーなどの油性ペンの赤でチョチョイと塗り塗り。
余談だが、これを応用すれば、ムラサキだろうがキイロだろうが、好きな色の室内照明にすることも可能です。
※フチが割れてる(泣)
同じように2個の電球もマッキーで塗り塗りします。
ちなみに、この電球はソケットと一体型で、これ以上分解できない。
無理やり抜こうとすると、ブチッともげます。
加工はこれで終了。
あとはユニットを元通りに組み立てて、クルマに装着すれば完成。
ユニットを組み立てる際、ラジコンや模型用のグリスを要所に塗布すれば、スイッチの動作がスムーズになります。
下の写真がポンコツ号へ装着したハザードスイッチ。
上が昼。下が夜。
照明がピンクっぽく写ってしまっているが、実際はもうちょい赤い。
パッと見は純正。見る人が見れば、『お!』っと気になる、さり気ない小技。
ハザード焚くのが楽しくなる。
シリーズ2に乗ってる人には『?』かも知れないが、個人的にこういうの、好きです。
興味のあるNA6、NA8シリーズ1乗りのオーナーは試してみては?
※ちなみに、両脇の追加メーターは、左が電圧計、右がバキューム計で、右下のボタン操作でパネル照明を
青、黄色、白、赤…など何色かに変更できる優れモノ。ボクはもちろん赤に固定。
NA型ロードスターのエアコン吹出口の間にあるハザードスイッチは2種類あり、
NA6とNA8のシリーズ1までは赤ボタン、NA8のシリーズ2のみ黒ボタンとなる。
ボタンの真ん中の三角のハザードマークも赤ボタンの場合は白、黒ボタンの場合は赤で表示される。
ライトを点灯した時のイルミネーションも、赤ボタンの場合は緑、黒ボタンの場合は赤く光る。
ハザードボタンの下のリトラ開閉スイッチは全年式共通で黒ボタン。
我がポンコツ号は、内装を貼り替え、白と黒のモノトーンに統一している為、
ダッシュボードのド真ん中にいる赤いハザードボタンが、どーも気になっていた。
さらに、室内のメーターパネルや空調パネル、オーディオや灰皿照明にいたる全ての照明を
電球交換等により『赤照明』に変更していることもあって、最初から赤く光るNA8シリーズ2用の
ハザードスイッチは都合が良いのだ。
それに、赤ボタンの『赤』は微妙にピンクっぽく、経年による退色も手伝ってか、非常に古臭く見えてしまうのも残念だ。
これはもう替えるしかない!
早速、某ークションにて検索。
が、数が少ないのか、人気なのか知らないが、出てくるのは赤ボタンの前期モノばかり。
何ヶ月か探し求め、やっと見つけた。少々値は張ったが仕方なく購入。
商品が届くなり、自分のと比べてみる。
下の写真がハザードスイッチ。
左がシリーズ2用、右がポンコツ号を含む前期用。
ハザードスイッチはもちろんだが、リトラスイッチのマークの色も若干違う。
前期モノはクッキリハッキリしているが、シリーズ2モノはぼんやりとした表記。
リトラスイッチは前期モノの方がクォリティが高いようだ。
もちろん取付部を含む全体の形状、配線カプラーには変更はないので、無加工にて取り付け可能だ。
横から眺めた図。
NA8はシリーズ2で大幅なコストダウンが図られ、その多くは内装品の簡素化によるものだった。
メーターリングの廃止やシート形状などが目立ったが、ハザードスイッチにもメスが入れられていた。
下の写真を良く見ると、右の前期モノのハウジングには2個の穴があいていて、その奥には夜間照明用の
電球が見える。が、左のシリーズ2モノの穴は1個がテープのようなもので塞がれて、穴はひとつのみ。
と、いうことは、電球もひとつ?
これは分解して検証じゃ~。
※ちなみにこの写真、上下逆ですが、気になさらぬよう。
分解の図。
見事にバラバラ。組み立てられるか?
どうせ、『赤照明』に変更するので、分解作業からは逃れられないのだ。
分解は、ハウジング裏側、カプラーが刺さる側にツメが4箇所あるので、それらをあおれば
ガバッと開きます。中身はグリスがベッタベタで、バネがビヨ~ンと出てきたりするので、
パーツの紛失にはくれぐれも注意を。
で、問題の電球部分。
案の定。宍戸錠。
電球が1個しか入ってない。
写真左、赤マル部分が電球。右の黄マル部分は穴のみ。
こんな小さなパーツにまでコストダウンの波が…。
まぁ、クルマが10万台売れたとして、電球が1個100円だったとすれば、これを省いただけで、
100,000×100=10,000,000で1,000万円の節約になることを考えれば納得か。
幸いにして、前期モノのハザードスイッチから電球のみ移植できたので良しとした。
パーツの検証はここまで。
純正のレトロな『緑照明』から、鮮烈な『赤照明』へ変更する作業にかかる。
前述したように、シリーズ2モノのハザードスイッチは元々赤く光るので、
加工するのは、リトラ開閉スイッチのみ。
下の写真の赤マルで示したパーツを加工する。
そのパーツをさらに分解します。
ボタンの横っちょに切り欠きがあるので、そこをあおるとスポッと抜けます。
強引にあおると簡単に割れるので、慎重に。ボクは割っちゃいました。
分解したボタン部分の内側をマッキーなどの油性ペンの赤でチョチョイと塗り塗り。
余談だが、これを応用すれば、ムラサキだろうがキイロだろうが、好きな色の室内照明にすることも可能です。
※フチが割れてる(泣)
同じように2個の電球もマッキーで塗り塗りします。
ちなみに、この電球はソケットと一体型で、これ以上分解できない。
無理やり抜こうとすると、ブチッともげます。
加工はこれで終了。
あとはユニットを元通りに組み立てて、クルマに装着すれば完成。
ユニットを組み立てる際、ラジコンや模型用のグリスを要所に塗布すれば、スイッチの動作がスムーズになります。
下の写真がポンコツ号へ装着したハザードスイッチ。
上が昼。下が夜。
照明がピンクっぽく写ってしまっているが、実際はもうちょい赤い。
パッと見は純正。見る人が見れば、『お!』っと気になる、さり気ない小技。
ハザード焚くのが楽しくなる。
シリーズ2に乗ってる人には『?』かも知れないが、個人的にこういうの、好きです。
興味のあるNA6、NA8シリーズ1乗りのオーナーは試してみては?
※ちなみに、両脇の追加メーターは、左が電圧計、右がバキューム計で、右下のボタン操作でパネル照明を
青、黄色、白、赤…など何色かに変更できる優れモノ。ボクはもちろん赤に固定。
ポンコツ号、重体。 『蘇生』 [Roadster [Accident]]
さて、思わぬアクシデントに見舞われたポンコツ号。
『検証』も済み、部品も揃ったので、早速『蘇生』作業に取り掛かる。
今回は、自分のほかに2人の頼もしい助っ人が手伝ってくれた。
ちょっとエロいが、整備士の資格を持つY澤氏と、一児の父であり、怪力のS田氏。どちらも会社の同僚だ。
ちなみに、自分も含め、3人揃ってマツダ車オーナーの変態だ(笑)。
今回の作業は、そう難しくはなさそうだが、ひとつひとつのパーツが大きく重いので、人手が多いと大変助かる。
2人とも、どうもありがとう。
では、まず届いた部品を確認してみよう。
まずは、デフ一式。
丁寧にビニールに包まれて、専用の木の枠で厳重に保護されてやってきた。
中身は後で紹介するが、特に問題はなさそうだ。本体8000円。送料4000円。
次は、パワープラントフレーム(PPF)だ。
キレイで程度の良いものを…と、少し(価格の)高いものを選んだ割には、意外に普通。
これなら、500円で出品されてたヤツでも良かったかな。高いと言っても2500円。送料は2000円。
写真向かって右側がミッションとの接続部分。左がデフ側だ。ミッション側にはボルトも付いてた。
で、あまりに不甲斐ない程度だったので、アルミニウム素材ということで、軽くバフ掛けしてみた。
テキトーにやったけど、意外にキレイになったゾ。
バフ掛けしたPPFのズームアップ。
無駄に輝いてる。メッキしたみたい。たぶん新車時のそれよりキレイ。装着したら覗きこんでもなかなか見えないし、
冬道走ったら、融雪剤で即真っ白に腐食するだろうけど…。気分ですよ、気分。
そして、この部品は作業途中に気付いたのだが、デフとPPFとを連結するボルトと、それに通すカラーだ。
これも、後ほど説明するが、PPFにオマケで付いてきたボルトとは若干形が違っていたのだ。
これだけは、値段が安かったこともあり新品で用意した。どちらも800円程度。
それでは作業に取り掛かる。
尚、作業に没頭するあまり写真が少なくなってしまって、わかりにくい点も多々あるが、勘弁して頂きたい。
当初の予定では、デフとPPFを、それぞれ単体で車体から摘出する流れを組んでいたのだが、
デフ側のPPF固定ボルトが1本変形してしまっている為はずすことができない。
少々手間だが、デフとPPFを一体で丸ごと摘出するプランへ変更することになった。
まずは、メインのデフ&PPFの摘出に邪魔なマフラーを取り外す。
外すのは触媒より後ろの部分だけでいいので、ナットを2個外せば、あとは各ゴムリングから抜くだけ。
触媒部分が落ちてこないように、針金等で吊るしておく。
次に、デフとプロペラシャフトを切り離す。
連結部分の12㎜ナットを4個外せば簡単に切り離すことができた。
デフ側のボルト穴部分には、ボルト頭に対応する窪み加工が施されているので、
組み付けの際には、その窪みにボルトの頭を合わせるようにする。
デフと切り離されたプロペラシャフトは、完全にフリーになるので、暴れないように針金やバンド類で縛り上げておく。
※ナットは4個。奥にもう2個いる。
次は、デフとドライブシャフトの切り離し。
この作業も、基本的にはプロペラシャフトの切り離し作業と同じ。
左右に走るドライブシャフトのデフ側(写真の赤マル部分)の4個の12㎜ナットを外すだけ。
ここから切り離せば、デフとドライブシャフトの差し込み部分から、デフオイルがこぼれる心配もない。
※ナットは4個。奥にもう1個いる。
ここまでで、PPF以外のシャフト類の切り離しは終了。
次は、デフを車体と固定しているボルト類を緩めていく。
写真はないのだが、デフケースから左右に延び、リアメンバーとを連結しているアームの中心にいる17㎜ナットを緩める。
そして、その脇に左右それぞれ2個ずつ存在する12㎜ナットも緩める。
ポンコツ号の場合、右側のアームは折れてしまっているので、左側の作業だけで済んだ(笑)。
デフが落ちてくるので、この段階ではナット類は外してしまわず、緩めるだけにしておく。
次は、ミッション側に移り、PPFとミッションを連結している17㎜の固定ボルトを外す。
PPFは『コの字』型で、ミッションに引っかかっているので、この固定ボルトは抜いてしまって構わないが、
ズレて落ちてこない保証もないので注意したい。
ボルトが外れたら、PPFに添って走るハーネスの束を外していく。ほとんどがクリップで差し込んであるだけだが、
デフ手前には、10㎜ボルト&ナットで固定されているアースもあるので注意。
ミッション右側に刺さっているスピードメーターのケーブルも外す。これは工具なしで手で反時計回りに回せば外れる。
いよいよ、デフ&PPFを車体から摘出するのだが、前回説明した通り、ロードスターはミッションマウントを持たない。
よって、デフ&PPFを下せば、当然のことながらミッションも落ちてくる。
もちろん、エンジンマウントによって、メンバーとは繋がってはいるが支えは必要だ。
専門工場なら、ミッションジャッキなどの一時的にミッションを支える専用設備があるが、ここにはない。
そこで、我々はホイール付きのタイヤ8本を積んでミッションを支える作戦をとった。
高さを合わせるため、2種類のサイズを組み合わせている(笑)。
怪力パパ助っ人S田氏にデフを支えてもらいつつ、緩めておいたデフとメンバーを固定するナットを外していく。
車体にぶつけないよう注意しながら、3人で慎重にデフ&PPFを降ろす。
で、ようやく摘出されたのが下の写真。さながら、背骨と骨盤といったところか。
右のデフマウントがいない(笑)。
せっかくなので、いろいろと観察してみる。
これは、折れたデフマウント部分のクローズアップ。
もう、見事なまでに『H』!
ここ折れるか、普通。
左上は、怪力パパS田氏の『グー!』サイン。
この状況はどう考えても『グー!』ではない。
デフがいなくなって、殺風景なリアメンバー周辺。
真上にはガソリンタンク。ここに穴があいてたらアウトだったなー。
メンバー右上からブランと顔を覗かすのは、折れたデフマウントのかたわれ(涙)。
インパクトレンチを駆使して、ひん曲がったデフ側のPPF固定ボルトを外し、
デフとPPFを切り離した。
床と同化してわかりにくい写真だが、とにかくコナゴナ。
よくもまぁ、ここまで壊れたもんだ。
飛んでって足りない部位もある。
写真上のボルトの上にある、楕円形の部品と隣の丸い部品2個は再使用する。
ひん曲がったボルトに注目。良く見ると、途中に『段』があるのがわかるだろうか。
これが、ミッション側の固定ボルトと違う点。PPFにオマケで付いてきたボルトは使えないのだ。
写真中央の丸い部品も良く見ると、下に亀裂が…。ボルトと共に新品を取り寄せる運びとなったのだ。
これが再使用する部品。
上が、デフとPPFの間に挟まるスペーサーで、
丸いの2個はPPF上の穴にハマり、ナットの役目をするようだ。
良く見ると細かなスプライン(ミゾ)が刻んであり、PPFに食い込むようになっている。
『グー!』サインは、またしても怪力パパS田氏。ここの『グー!』は正解。
そして、親玉、ボス、団長、メインディッシュ…の登場。
デファレンシャルギア一式であります。これが8000円。
なんだか牛の頭みたいだ。なぜかセミの顔にも見える。
『B137』の表記は謎。
デフオイルも入ってそうだが、気持ち悪いので新品に交換する。
写真左上は怪力パパS田氏の右足。
そして、写真右に鼻とタバコ、右腕だけ写っているのがエロ整備士のY澤氏だ。
ちなみに、タバコの銘柄は赤のマルボロ。
取り付け作業の様子は、写真を撮り忘れてしまったので簡単に説明する。
…とは言っても、単純にバラした作業の逆手順。
デフ一式を車体に固定し、ドライブシャフト、プロペラシャフトを連結。
PPFをはめ込み、ミッション側、デフ側それぞれ固定。
ハーネス、ケーブル類を元通りに接続し、マフラーを取り付ければ完了だ。
新たに購入したボルトに通すカラーは、PPFのデフ側連結部分の前側に装着するのだが、
すんなりとは入らず、ハンマーなどで軽く打ち込むように取り付ける。アルミ素材でできており、
強く打ち込むと割れてしまうので、プラスチックハンマーを使うか、当て木すると良いだろう。
最後にデフオイルを交換する。
まず、デフ後方に2個存在するボルトのうち、下側のドレインボルトを外すと、オイルが垂れてくるので受け皿で受ける。
そのまま、上側のボルトをはずすと、デフ内に空気が入るので勢いよく抜ける。
今回購入した中古デフは、オイルがほとんど入っていなかったらしく、一瞬で抜けた。
新品のデフオイルは固い(粘度が高い)ので、注入するには『オイルサクションガン』が必要。
特に今回のような冬場の作業では、さらに粘度が増すので、オイル缶ごとお湯に浸けて、暖めておく等の工夫しよう。
オイルの注入は、下側のドレインボルトを締め、上側のボルト穴からオイルサクションガンにてオイルを注入。
ボルト穴からオイルが溢れてくるまで入れてOK。ボルトを締めて完了だ。
オイルの量はだいたい700ml程度なので、1ℓ缶を購入すれば充分足りる。
ドレインボルト類は、なぜかボルトの頭の高さがなく、なめやすいので注意しよう。
作業開始が午後10時。
わいわいガヤガヤとダラダラ作業をすすめて、終わったのは午前2時。
2名の強力助っ人のアシストにより、見事に死の淵から蘇った雄姿が下の写真。
無意味にバフ掛けされたPPFが燦然と輝いている。
ハーネスのコルゲートチューブが写り込んでいるのがわかるだろうか。
『検証編』の壊れたデフ周辺の写真と見比べてもらえば、事故の凄まじさが伝わりやすいかも。
※PPFにアースされている端子を留めるボルトは折れたので交換した。
※無駄に輝くPPFがうっとうしい(笑)。
無事に『蘇生』されたポンコツ号。
この後、軽く試運転し、久々の愛車の感触にニンマリ。
その後もトラブルなく快調。
デフオイルを交換したせいか、幾分ビスカスLSDの効きが良くなった気が…。
手伝ってくれた2人、本当にどうもありがとう。
皆さんも、路上の段差にはくれぐれもご注意を。
ではまた。
『検証』も済み、部品も揃ったので、早速『蘇生』作業に取り掛かる。
今回は、自分のほかに2人の頼もしい助っ人が手伝ってくれた。
ちょっとエロいが、整備士の資格を持つY澤氏と、一児の父であり、怪力のS田氏。どちらも会社の同僚だ。
ちなみに、自分も含め、3人揃ってマツダ車オーナーの変態だ(笑)。
今回の作業は、そう難しくはなさそうだが、ひとつひとつのパーツが大きく重いので、人手が多いと大変助かる。
2人とも、どうもありがとう。
では、まず届いた部品を確認してみよう。
まずは、デフ一式。
丁寧にビニールに包まれて、専用の木の枠で厳重に保護されてやってきた。
中身は後で紹介するが、特に問題はなさそうだ。本体8000円。送料4000円。
次は、パワープラントフレーム(PPF)だ。
キレイで程度の良いものを…と、少し(価格の)高いものを選んだ割には、意外に普通。
これなら、500円で出品されてたヤツでも良かったかな。高いと言っても2500円。送料は2000円。
写真向かって右側がミッションとの接続部分。左がデフ側だ。ミッション側にはボルトも付いてた。
で、あまりに不甲斐ない程度だったので、アルミニウム素材ということで、軽くバフ掛けしてみた。
テキトーにやったけど、意外にキレイになったゾ。
バフ掛けしたPPFのズームアップ。
無駄に輝いてる。メッキしたみたい。たぶん新車時のそれよりキレイ。装着したら覗きこんでもなかなか見えないし、
冬道走ったら、融雪剤で即真っ白に腐食するだろうけど…。気分ですよ、気分。
そして、この部品は作業途中に気付いたのだが、デフとPPFとを連結するボルトと、それに通すカラーだ。
これも、後ほど説明するが、PPFにオマケで付いてきたボルトとは若干形が違っていたのだ。
これだけは、値段が安かったこともあり新品で用意した。どちらも800円程度。
それでは作業に取り掛かる。
尚、作業に没頭するあまり写真が少なくなってしまって、わかりにくい点も多々あるが、勘弁して頂きたい。
当初の予定では、デフとPPFを、それぞれ単体で車体から摘出する流れを組んでいたのだが、
デフ側のPPF固定ボルトが1本変形してしまっている為はずすことができない。
少々手間だが、デフとPPFを一体で丸ごと摘出するプランへ変更することになった。
まずは、メインのデフ&PPFの摘出に邪魔なマフラーを取り外す。
外すのは触媒より後ろの部分だけでいいので、ナットを2個外せば、あとは各ゴムリングから抜くだけ。
触媒部分が落ちてこないように、針金等で吊るしておく。
次に、デフとプロペラシャフトを切り離す。
連結部分の12㎜ナットを4個外せば簡単に切り離すことができた。
デフ側のボルト穴部分には、ボルト頭に対応する窪み加工が施されているので、
組み付けの際には、その窪みにボルトの頭を合わせるようにする。
デフと切り離されたプロペラシャフトは、完全にフリーになるので、暴れないように針金やバンド類で縛り上げておく。
※ナットは4個。奥にもう2個いる。
次は、デフとドライブシャフトの切り離し。
この作業も、基本的にはプロペラシャフトの切り離し作業と同じ。
左右に走るドライブシャフトのデフ側(写真の赤マル部分)の4個の12㎜ナットを外すだけ。
ここから切り離せば、デフとドライブシャフトの差し込み部分から、デフオイルがこぼれる心配もない。
※ナットは4個。奥にもう1個いる。
ここまでで、PPF以外のシャフト類の切り離しは終了。
次は、デフを車体と固定しているボルト類を緩めていく。
写真はないのだが、デフケースから左右に延び、リアメンバーとを連結しているアームの中心にいる17㎜ナットを緩める。
そして、その脇に左右それぞれ2個ずつ存在する12㎜ナットも緩める。
ポンコツ号の場合、右側のアームは折れてしまっているので、左側の作業だけで済んだ(笑)。
デフが落ちてくるので、この段階ではナット類は外してしまわず、緩めるだけにしておく。
次は、ミッション側に移り、PPFとミッションを連結している17㎜の固定ボルトを外す。
PPFは『コの字』型で、ミッションに引っかかっているので、この固定ボルトは抜いてしまって構わないが、
ズレて落ちてこない保証もないので注意したい。
ボルトが外れたら、PPFに添って走るハーネスの束を外していく。ほとんどがクリップで差し込んであるだけだが、
デフ手前には、10㎜ボルト&ナットで固定されているアースもあるので注意。
ミッション右側に刺さっているスピードメーターのケーブルも外す。これは工具なしで手で反時計回りに回せば外れる。
いよいよ、デフ&PPFを車体から摘出するのだが、前回説明した通り、ロードスターはミッションマウントを持たない。
よって、デフ&PPFを下せば、当然のことながらミッションも落ちてくる。
もちろん、エンジンマウントによって、メンバーとは繋がってはいるが支えは必要だ。
専門工場なら、ミッションジャッキなどの一時的にミッションを支える専用設備があるが、ここにはない。
そこで、我々はホイール付きのタイヤ8本を積んでミッションを支える作戦をとった。
高さを合わせるため、2種類のサイズを組み合わせている(笑)。
怪力パパ助っ人S田氏にデフを支えてもらいつつ、緩めておいたデフとメンバーを固定するナットを外していく。
車体にぶつけないよう注意しながら、3人で慎重にデフ&PPFを降ろす。
で、ようやく摘出されたのが下の写真。さながら、背骨と骨盤といったところか。
右のデフマウントがいない(笑)。
せっかくなので、いろいろと観察してみる。
これは、折れたデフマウント部分のクローズアップ。
もう、見事なまでに『H』!
ここ折れるか、普通。
左上は、怪力パパS田氏の『グー!』サイン。
この状況はどう考えても『グー!』ではない。
デフがいなくなって、殺風景なリアメンバー周辺。
真上にはガソリンタンク。ここに穴があいてたらアウトだったなー。
メンバー右上からブランと顔を覗かすのは、折れたデフマウントのかたわれ(涙)。
インパクトレンチを駆使して、ひん曲がったデフ側のPPF固定ボルトを外し、
デフとPPFを切り離した。
床と同化してわかりにくい写真だが、とにかくコナゴナ。
よくもまぁ、ここまで壊れたもんだ。
飛んでって足りない部位もある。
写真上のボルトの上にある、楕円形の部品と隣の丸い部品2個は再使用する。
ひん曲がったボルトに注目。良く見ると、途中に『段』があるのがわかるだろうか。
これが、ミッション側の固定ボルトと違う点。PPFにオマケで付いてきたボルトは使えないのだ。
写真中央の丸い部品も良く見ると、下に亀裂が…。ボルトと共に新品を取り寄せる運びとなったのだ。
これが再使用する部品。
上が、デフとPPFの間に挟まるスペーサーで、
丸いの2個はPPF上の穴にハマり、ナットの役目をするようだ。
良く見ると細かなスプライン(ミゾ)が刻んであり、PPFに食い込むようになっている。
『グー!』サインは、またしても怪力パパS田氏。ここの『グー!』は正解。
そして、親玉、ボス、団長、メインディッシュ…の登場。
デファレンシャルギア一式であります。これが8000円。
なんだか牛の頭みたいだ。なぜかセミの顔にも見える。
『B137』の表記は謎。
デフオイルも入ってそうだが、気持ち悪いので新品に交換する。
写真左上は怪力パパS田氏の右足。
そして、写真右に鼻とタバコ、右腕だけ写っているのがエロ整備士のY澤氏だ。
ちなみに、タバコの銘柄は赤のマルボロ。
取り付け作業の様子は、写真を撮り忘れてしまったので簡単に説明する。
…とは言っても、単純にバラした作業の逆手順。
デフ一式を車体に固定し、ドライブシャフト、プロペラシャフトを連結。
PPFをはめ込み、ミッション側、デフ側それぞれ固定。
ハーネス、ケーブル類を元通りに接続し、マフラーを取り付ければ完了だ。
新たに購入したボルトに通すカラーは、PPFのデフ側連結部分の前側に装着するのだが、
すんなりとは入らず、ハンマーなどで軽く打ち込むように取り付ける。アルミ素材でできており、
強く打ち込むと割れてしまうので、プラスチックハンマーを使うか、当て木すると良いだろう。
最後にデフオイルを交換する。
まず、デフ後方に2個存在するボルトのうち、下側のドレインボルトを外すと、オイルが垂れてくるので受け皿で受ける。
そのまま、上側のボルトをはずすと、デフ内に空気が入るので勢いよく抜ける。
今回購入した中古デフは、オイルがほとんど入っていなかったらしく、一瞬で抜けた。
新品のデフオイルは固い(粘度が高い)ので、注入するには『オイルサクションガン』が必要。
特に今回のような冬場の作業では、さらに粘度が増すので、オイル缶ごとお湯に浸けて、暖めておく等の工夫しよう。
オイルの注入は、下側のドレインボルトを締め、上側のボルト穴からオイルサクションガンにてオイルを注入。
ボルト穴からオイルが溢れてくるまで入れてOK。ボルトを締めて完了だ。
オイルの量はだいたい700ml程度なので、1ℓ缶を購入すれば充分足りる。
ドレインボルト類は、なぜかボルトの頭の高さがなく、なめやすいので注意しよう。
作業開始が午後10時。
わいわいガヤガヤとダラダラ作業をすすめて、終わったのは午前2時。
2名の強力助っ人のアシストにより、見事に死の淵から蘇った雄姿が下の写真。
無意味にバフ掛けされたPPFが燦然と輝いている。
ハーネスのコルゲートチューブが写り込んでいるのがわかるだろうか。
『検証編』の壊れたデフ周辺の写真と見比べてもらえば、事故の凄まじさが伝わりやすいかも。
※PPFにアースされている端子を留めるボルトは折れたので交換した。
※無駄に輝くPPFがうっとうしい(笑)。
無事に『蘇生』されたポンコツ号。
この後、軽く試運転し、久々の愛車の感触にニンマリ。
その後もトラブルなく快調。
デフオイルを交換したせいか、幾分ビスカスLSDの効きが良くなった気が…。
手伝ってくれた2人、本当にどうもありがとう。
皆さんも、路上の段差にはくれぐれもご注意を。
ではまた。
ポンコツ号、重体。 『検証』 [Roadster [Accident]]
雨の惨劇から一夜明け、仕事後、会社のリフトを拝借してポンコツ号の腹下を診断。
自走できないため、会社の仲間2名で押してPITへ。
一晩、駐車場に停めていた間にデフ周辺がさらに落ち込んだのか、時より「ガガガ…」と音を立て何かが路面に干渉している。
リフト上へポンコツ号を停める。
「グィィィィー…」と鈍い動作音と共に軽々とポンコツ号を持ち上げる。
チラリと腹下を覗かせ、いよいよ真相が明らかになる…。
腹下に潜り込んだボクらの目に飛び込んできた光景は、予想をはるかに上回っていた。
まずは下の写真。
これは、リアデフとパワープラントフレーム(PPF)との連結部分を右リアタイヤ側から見た様子。
赤い円で囲った部分のPPFが完全に折れ、その下から上まで貫通する太いボルトもグニャリとねじれてしまっている。
そして、ねじれたボルト周辺のデフケースは粉々に砕け散っている。
オイル関係の漏れは無いので、デフ内部の損傷はなさそうだ。
では、なぜ、エンジンの動力が伝わらなくなったのか?
その問題は意外とあっさり解決した。
ご存じの方もいらっしゃると思うが、ロードスターは、駆動系の剛性確保のため、リアデフとミッションをPPFでリジットに連結している。
よって、通常のFR車とは違い、ミッションマウントを持たない。つまり、リアデフとミッションはPPFを介して互いに支えあっているのだ。
その、言わば人間でいう背骨にあたる部位が折れるとどうなるか?
写真の黄色で示したラインが本来のデフの取り付け位置。
PPFの支えがなくなったポンコツ号のデフは青いラインで示すように斜めに落ち込んでいる。デフの先にはプロペラシャフトが繋がっている。
そのプロペラシャフトは、デフ側は4本のボルトで固定されているが、ミッション側は差し込んであるだけ。
PPFの支えがなくなって落ち込んだのはデフだけではなく、ミッションも同時に落ち込んでいたため、
デフとミッションの距離が伸び、差し込んであるだけのプロペラシャフトがミッション側から抜け、動力が伝わらなくなったわけだ。
幸いにして、プロペラシャフトは完全には抜けなかったので、ミッションオイルの漏れ出しは免れた。
さらに検証を続けると、驚くべき光景が…!!
それが下の写真。
これは、リアデフを右斜め前から見た様子。
赤い円で示した部分を見ていただきたい。
デフケースから左右に伸び、車体と固定する役目をするアームがバックリと折れてしまっている。
このアームはアルミニウムの鋳造製で、女性の手首ほどの太さのある『H』断面構造。
かなりの強度を誇るこのアームが真っ二つに。衝撃の大きさを物語る。
折れたのは右リア側だったため、押し上げられた衝撃で右のドライブシャフトも抜けてしまっている(黄色円)。
この破損状況を踏まえて、事故当日の様子を振り返る。
例のマンホールを乗り越えた後、異音を発しながらもしばらく走れた。
その時点で、たぶん右のドライブシャフトは抜けてしまっていたんだと思う。
実際、異音は右リアから発生していた。
ポンコツ号は左リアに伝わる半分の動力だけで、なんとか進んでいたわけだ。
しかし、路面の凹凸を越える度に、重量物であるミッションとデフが次第に落ち込んでいき、
交差点で停車した時点で、プロペラシャフトが脱落。半身不随となったのだ。
なにはともあれ、検証は終了。
我々に残された任務は、ポンコツ号を必ず復活させること。
検証の結果、PPFの交換、デフ一式もしくは、デフケースの交換で復活できそうだ…という結論に達した。
まずは、部品集め。
手軽で安い某ークションで検索。
安い安い(笑)。
デフ一式で8000円。PPFに至っては500円なんてのもある。
PPFなんて買う人間はいないのだろう。誰も入札していない。
基本的にあそこが壊れるなんて事故なら、即廃車なのだろう。
デフは社外のLSDの入ったものもあったが、今回は現状復帰が第一条件。
ノーマルビスカスLSDで我慢し、8000円で即決。
PPFは500円のでも良かったのだが、汚かったので2500円の物を落札。
あとは、出品者と連絡を取り合い、代金を振り込み、部品の到着を待つのみ。
デフが8000円で送料4000円。
PPFは2500円で送料2000円。
総額16500円。激安。
ディーラーですべて新品部品で修理すれば、10万円は軽く超えるだろう。
はてさて、ボクらの思う通りにポンコツ号はすんなり復活できるのか?
次回はいよいよ瀕死のポンコツ号にメスを入れる。
『蘇生』編、どうぞご期待下さい。
自走できないため、会社の仲間2名で押してPITへ。
一晩、駐車場に停めていた間にデフ周辺がさらに落ち込んだのか、時より「ガガガ…」と音を立て何かが路面に干渉している。
リフト上へポンコツ号を停める。
「グィィィィー…」と鈍い動作音と共に軽々とポンコツ号を持ち上げる。
チラリと腹下を覗かせ、いよいよ真相が明らかになる…。
腹下に潜り込んだボクらの目に飛び込んできた光景は、予想をはるかに上回っていた。
まずは下の写真。
これは、リアデフとパワープラントフレーム(PPF)との連結部分を右リアタイヤ側から見た様子。
赤い円で囲った部分のPPFが完全に折れ、その下から上まで貫通する太いボルトもグニャリとねじれてしまっている。
そして、ねじれたボルト周辺のデフケースは粉々に砕け散っている。
オイル関係の漏れは無いので、デフ内部の損傷はなさそうだ。
では、なぜ、エンジンの動力が伝わらなくなったのか?
その問題は意外とあっさり解決した。
ご存じの方もいらっしゃると思うが、ロードスターは、駆動系の剛性確保のため、リアデフとミッションをPPFでリジットに連結している。
よって、通常のFR車とは違い、ミッションマウントを持たない。つまり、リアデフとミッションはPPFを介して互いに支えあっているのだ。
その、言わば人間でいう背骨にあたる部位が折れるとどうなるか?
写真の黄色で示したラインが本来のデフの取り付け位置。
PPFの支えがなくなったポンコツ号のデフは青いラインで示すように斜めに落ち込んでいる。デフの先にはプロペラシャフトが繋がっている。
そのプロペラシャフトは、デフ側は4本のボルトで固定されているが、ミッション側は差し込んであるだけ。
PPFの支えがなくなって落ち込んだのはデフだけではなく、ミッションも同時に落ち込んでいたため、
デフとミッションの距離が伸び、差し込んであるだけのプロペラシャフトがミッション側から抜け、動力が伝わらなくなったわけだ。
幸いにして、プロペラシャフトは完全には抜けなかったので、ミッションオイルの漏れ出しは免れた。
さらに検証を続けると、驚くべき光景が…!!
それが下の写真。
これは、リアデフを右斜め前から見た様子。
赤い円で示した部分を見ていただきたい。
デフケースから左右に伸び、車体と固定する役目をするアームがバックリと折れてしまっている。
このアームはアルミニウムの鋳造製で、女性の手首ほどの太さのある『H』断面構造。
かなりの強度を誇るこのアームが真っ二つに。衝撃の大きさを物語る。
折れたのは右リア側だったため、押し上げられた衝撃で右のドライブシャフトも抜けてしまっている(黄色円)。
この破損状況を踏まえて、事故当日の様子を振り返る。
例のマンホールを乗り越えた後、異音を発しながらもしばらく走れた。
その時点で、たぶん右のドライブシャフトは抜けてしまっていたんだと思う。
実際、異音は右リアから発生していた。
ポンコツ号は左リアに伝わる半分の動力だけで、なんとか進んでいたわけだ。
しかし、路面の凹凸を越える度に、重量物であるミッションとデフが次第に落ち込んでいき、
交差点で停車した時点で、プロペラシャフトが脱落。半身不随となったのだ。
なにはともあれ、検証は終了。
我々に残された任務は、ポンコツ号を必ず復活させること。
検証の結果、PPFの交換、デフ一式もしくは、デフケースの交換で復活できそうだ…という結論に達した。
まずは、部品集め。
手軽で安い某ークションで検索。
安い安い(笑)。
デフ一式で8000円。PPFに至っては500円なんてのもある。
PPFなんて買う人間はいないのだろう。誰も入札していない。
基本的にあそこが壊れるなんて事故なら、即廃車なのだろう。
デフは社外のLSDの入ったものもあったが、今回は現状復帰が第一条件。
ノーマルビスカスLSDで我慢し、8000円で即決。
PPFは500円のでも良かったのだが、汚かったので2500円の物を落札。
あとは、出品者と連絡を取り合い、代金を振り込み、部品の到着を待つのみ。
デフが8000円で送料4000円。
PPFは2500円で送料2000円。
総額16500円。激安。
ディーラーですべて新品部品で修理すれば、10万円は軽く超えるだろう。
はてさて、ボクらの思う通りにポンコツ号はすんなり復活できるのか?
次回はいよいよ瀕死のポンコツ号にメスを入れる。
『蘇生』編、どうぞご期待下さい。
ポンコツ号、重体。 [Roadster [Accident]]
2009年12月某日、深夜。
我が愛車『ポンコツ号』が大変な事故(?)に見舞われた。
友人とドライブ中、近道しようと思い国道をそれ脇道へ入ると、その先は途中から工事中だった。
『段差あり』の看板が目に入り、チョイ減速。段差を越えると、そこから数10mの砂利道へ。
ポンコツ号はかなりの低車高なので、ゆっくりゆっくり、ジャリジャリジャリと前へ進む。
すると、右前方に路面より若干隆起したマンホール。路面を掘り起こしているため、マンホールだけ飛び出してしまっていたのだ。
そのマンホールの位置が微妙で、対向車線へハミ出し、右側からかわすには、
中央線付近の砂利とアスファルトとの段差を越えなければならない。
ならば左側は…というと、路側帯に並ぶパイロンとチカチカ光るポールが近すぎて通りにくそう。
ふと、マンホール付近を眺めると、少しでも車体への干渉を防ぐためか、砂利が盛ってあった。
若干、助手席の友人の会話に気を取られていたボクは、「これなら、すんなり越えられるかな?」と判断。
フロントのリップスポイラーはかわしたが、問題はその後…。
「ドゴッ!」という、下から突き上げるような打撃音と共に、ポンコツ号の車体後部が若干ジャンプ!
着地点が、ちょうど工事区間終了地点だったようで、そこから先は通常のアスファルト路面へ。
「いや~ビックリしたね~」などと、胸を撫で下ろすのもつかの間、ポンコツ号の挙動がオカシイ。
「ゴロゴロゴロ…」と異音を発し、スピードが乗らない。
シフトアップしようと、アルミ&カーボン製のシフトノブに手を伸ばすと、いつもよりなぜか短い。
それでもサードへシフトアップし、アクセルを入れる。なんとか進むが、「ゴゴゴゴ…」と遅い。
いやな予感が脳裏をよぎり、とりあえず路肩へ停車。
腹下を覗き込み、検証。外は小雨…。
予感は的中。
リアデフ付近の様子がオカシイ。
通常よりも落ち込んで、今にも地面とキッスしそうな勢い。
「これはマズイ…」
とりあえず、深夜だし、友人を送り届けなければならないので、走れるところまで走ることにした。
なるべく負担をかけぬよう低速で走る。
2~3分程度走ったところで、交差点。赤信号で停車。
数分待って、ギアをローへ入れ、クラッチを繋ぐ。
「ブオ~ン…」
進まない。
セカンドに入れても、サードに入れても、リバースに入れても、何度やっても進まない…。
そのまま交差点の先頭で立往生。
ハザードを焚き、何台かのクルマをやり過ごす。
深夜なので、営業中のディーラーや工場も無い。加入している任意保険の無料ロードサービスを呼ぶことにした。
車高の低いクルマを積載できる搬送車は少なく、到着まで30分かかるらしい。
車内で友人と待つことになった。
幸いエンジンは問題なく回っているので、暖は取れる。
楽しかったドライブが台無し。
自慢のLEDユーロテールに灯るハザードランプが雨ににじむ…。
20分後、予定より早く搬送車が到着。
ポンコツ号にしてみれば、救急車だ。
右フロントのロアアームに布製の丈夫なバンドを掛け、強力なウインチでグイグイ引っ張り上げ積載完了。
セコセコと手際よく仕事を進めるオジサンが正義の味方に見えた。
半身不随の重体となったポンコツ号を乗せ、地元へ向かう。
自宅に運んでも自走不能なので、会社へ運んでもらうことにした。
会社なら、リフトも工具もある。
部品さえ揃えられれば、自分で直せるかも知れない。
もとはと言えば、自分の不注意による事故。できれば自分の手で復活させてあげたい。
とりあえず、その日は会社の駐車場へポンコツ号を置き去りにし、徒歩にて友人を送り届け、帰宅。
日を改めて、ジックリ検証。対策を練ることとなった。
いったいどんな壊れ方をしているのか?
直るか?廃車か?
つづきは次回『検証編』で。
お楽しみに。
※この物語は完全ノンフィクションです。
我が愛車『ポンコツ号』が大変な事故(?)に見舞われた。
友人とドライブ中、近道しようと思い国道をそれ脇道へ入ると、その先は途中から工事中だった。
『段差あり』の看板が目に入り、チョイ減速。段差を越えると、そこから数10mの砂利道へ。
ポンコツ号はかなりの低車高なので、ゆっくりゆっくり、ジャリジャリジャリと前へ進む。
すると、右前方に路面より若干隆起したマンホール。路面を掘り起こしているため、マンホールだけ飛び出してしまっていたのだ。
そのマンホールの位置が微妙で、対向車線へハミ出し、右側からかわすには、
中央線付近の砂利とアスファルトとの段差を越えなければならない。
ならば左側は…というと、路側帯に並ぶパイロンとチカチカ光るポールが近すぎて通りにくそう。
ふと、マンホール付近を眺めると、少しでも車体への干渉を防ぐためか、砂利が盛ってあった。
若干、助手席の友人の会話に気を取られていたボクは、「これなら、すんなり越えられるかな?」と判断。
フロントのリップスポイラーはかわしたが、問題はその後…。
「ドゴッ!」という、下から突き上げるような打撃音と共に、ポンコツ号の車体後部が若干ジャンプ!
着地点が、ちょうど工事区間終了地点だったようで、そこから先は通常のアスファルト路面へ。
「いや~ビックリしたね~」などと、胸を撫で下ろすのもつかの間、ポンコツ号の挙動がオカシイ。
「ゴロゴロゴロ…」と異音を発し、スピードが乗らない。
シフトアップしようと、アルミ&カーボン製のシフトノブに手を伸ばすと、いつもよりなぜか短い。
それでもサードへシフトアップし、アクセルを入れる。なんとか進むが、「ゴゴゴゴ…」と遅い。
いやな予感が脳裏をよぎり、とりあえず路肩へ停車。
腹下を覗き込み、検証。外は小雨…。
予感は的中。
リアデフ付近の様子がオカシイ。
通常よりも落ち込んで、今にも地面とキッスしそうな勢い。
「これはマズイ…」
とりあえず、深夜だし、友人を送り届けなければならないので、走れるところまで走ることにした。
なるべく負担をかけぬよう低速で走る。
2~3分程度走ったところで、交差点。赤信号で停車。
数分待って、ギアをローへ入れ、クラッチを繋ぐ。
「ブオ~ン…」
進まない。
セカンドに入れても、サードに入れても、リバースに入れても、何度やっても進まない…。
そのまま交差点の先頭で立往生。
ハザードを焚き、何台かのクルマをやり過ごす。
深夜なので、営業中のディーラーや工場も無い。加入している任意保険の無料ロードサービスを呼ぶことにした。
車高の低いクルマを積載できる搬送車は少なく、到着まで30分かかるらしい。
車内で友人と待つことになった。
幸いエンジンは問題なく回っているので、暖は取れる。
楽しかったドライブが台無し。
自慢のLEDユーロテールに灯るハザードランプが雨ににじむ…。
20分後、予定より早く搬送車が到着。
ポンコツ号にしてみれば、救急車だ。
右フロントのロアアームに布製の丈夫なバンドを掛け、強力なウインチでグイグイ引っ張り上げ積載完了。
セコセコと手際よく仕事を進めるオジサンが正義の味方に見えた。
半身不随の重体となったポンコツ号を乗せ、地元へ向かう。
自宅に運んでも自走不能なので、会社へ運んでもらうことにした。
会社なら、リフトも工具もある。
部品さえ揃えられれば、自分で直せるかも知れない。
もとはと言えば、自分の不注意による事故。できれば自分の手で復活させてあげたい。
とりあえず、その日は会社の駐車場へポンコツ号を置き去りにし、徒歩にて友人を送り届け、帰宅。
日を改めて、ジックリ検証。対策を練ることとなった。
いったいどんな壊れ方をしているのか?
直るか?廃車か?
つづきは次回『検証編』で。
お楽しみに。
※この物語は完全ノンフィクションです。
ショートアンテナ [Roadster [Dress-Up]]
歴代ロードスターの中でも、テンロクNAの前期型の脱着式のアンテナは、装着位置、角度、長さなど、
すべて計算されているかのような絶妙なバランスで、格好良いと思う。個人的に。
同じテンロクでも後期型の電動アンテナは、基部がゴロリと大きすぎるし、伸ばすと分割が多すぎて、
タケノコのようで、残念。故障も多いし、ユニット自体の重さも気になる。
NB型の電動アンテナは、かなりスマートになったと思うが、生えている位置が端すぎ。
一説によると、トランク容量の確保のため、なるべく端に寄せたかったようだが、
取って付けたような、あの位置はいただけない。
NB型の特徴である、盛り上がったキレイなフェンダーラインも台無し。
左サイドから生えているのもなんだかな~。給油口とアンテナで左リアフェンダーは満員。WAX掛けが大変だ。
NC型になると、進化するどころか、初期の脱着式に逆戻り。というより原点復帰か。
さすがに新型車だけあり、アンテナのデザインも洗練されていてスタイリッシュ。
角度・長さ・質感…すべて良いです。
脱着式アンテナは、格好良いし、他のクルマでは味わえない特別な魅力もあって良いのだが、
正直なところ、いちいち面倒くさい。かといって付けっぱなしだとイタズラされそう。
急にラジオが聴きたくなったのに、アンテナを忘れた…など、いろいろ大変だ。
というわけで、巷で流行っている『ショートアンテナ』を装着してみた。
下の写真がショートアンテナ。
長さは10㎝ほどで、ラバー製なのでグリグリやっても折れない。
見えにくいが、アンテナの周囲にはディンプル(小さな円いヘコミ)加工が施されている。
あまりの短さに不安を覚えるが、この長さでも純正並みの電波をキャッチできるそうだ。
NA、NB、NCの脱着式アンテナ全車に対応しているが、アンテナ本体は専用品ではなく汎用品。
最近、国産車でも増えているルーフの後端からシャキンと立っているアンテナと交換できるよう3種のアダプターが用意されているが、NA型に装着する場合はこの3種では対応できない。
…で、パッケージを裏返して見るとNA型用のアダプターがテープで貼っ付けてあった。
他の3種と比べると、長さが倍近くあり、ネジピッチも特殊なようだ。
さっそく取り付けてみた。
なかなか良い感じだ。
気になる受信感度は、やはり、純正の長~いロッドアンテナに比べるとノイズが多いような気がする。
しかし、街乗りなら充分受信するし、付けっぱでも気にならず、どこかに引っかける心配も少ない。
これはなかなかオススメです。
すべて計算されているかのような絶妙なバランスで、格好良いと思う。個人的に。
同じテンロクでも後期型の電動アンテナは、基部がゴロリと大きすぎるし、伸ばすと分割が多すぎて、
タケノコのようで、残念。故障も多いし、ユニット自体の重さも気になる。
NB型の電動アンテナは、かなりスマートになったと思うが、生えている位置が端すぎ。
一説によると、トランク容量の確保のため、なるべく端に寄せたかったようだが、
取って付けたような、あの位置はいただけない。
NB型の特徴である、盛り上がったキレイなフェンダーラインも台無し。
左サイドから生えているのもなんだかな~。給油口とアンテナで左リアフェンダーは満員。WAX掛けが大変だ。
NC型になると、進化するどころか、初期の脱着式に逆戻り。というより原点復帰か。
さすがに新型車だけあり、アンテナのデザインも洗練されていてスタイリッシュ。
角度・長さ・質感…すべて良いです。
脱着式アンテナは、格好良いし、他のクルマでは味わえない特別な魅力もあって良いのだが、
正直なところ、いちいち面倒くさい。かといって付けっぱなしだとイタズラされそう。
急にラジオが聴きたくなったのに、アンテナを忘れた…など、いろいろ大変だ。
というわけで、巷で流行っている『ショートアンテナ』を装着してみた。
下の写真がショートアンテナ。
長さは10㎝ほどで、ラバー製なのでグリグリやっても折れない。
見えにくいが、アンテナの周囲にはディンプル(小さな円いヘコミ)加工が施されている。
あまりの短さに不安を覚えるが、この長さでも純正並みの電波をキャッチできるそうだ。
NA、NB、NCの脱着式アンテナ全車に対応しているが、アンテナ本体は専用品ではなく汎用品。
最近、国産車でも増えているルーフの後端からシャキンと立っているアンテナと交換できるよう3種のアダプターが用意されているが、NA型に装着する場合はこの3種では対応できない。
…で、パッケージを裏返して見るとNA型用のアダプターがテープで貼っ付けてあった。
他の3種と比べると、長さが倍近くあり、ネジピッチも特殊なようだ。
さっそく取り付けてみた。
なかなか良い感じだ。
気になる受信感度は、やはり、純正の長~いロッドアンテナに比べるとノイズが多いような気がする。
しかし、街乗りなら充分受信するし、付けっぱでも気にならず、どこかに引っかける心配も少ない。
これはなかなかオススメです。
テールランプをLED化! [Roadster [Dress-Up]]
前回お届けしたハイマウントストップランプに続き、メインのテールランプもLED化しちゃいます。
大まかな流れはハイマウントの時と同様で、他車種のLEDユニットを『まんま』流用します。
この方法なら、電装関係に弱いボクのような人にも手軽にLED化できるし、もともと純正採用されている
部品なので、光量や、信頼性も申し分ないはず。万が一、不調をきたしても、その車種の部品を探せば
良いので安心です。
まずは、LED化したいテールランプに合うLEDユニットの選定から。
今回は、ロードスターの純正テールランプではなく、市販のユーロテールをベースにするので、
まん丸なユニットをチョイス。以前から目を付けていた車種のテールランプを某ークションで入手。
大きさもちょうど良さそうだし、一見LEDっぽくないところが魅力。
車種は一応ヒミツにしときます。写真から推測して下さい。
で、手に入れたテールランプが、下の写真。
上から、ストップ&テール、ウインカー、バックランプ。
上のストップ&テールのみLEDとなっています。
この車種の場合、グレードによっては、同じ形のテールランプでもLEDじゃないものも存在するようなので、
購入の際は注意しましょう。
このLEDユニットを流用します。
裏側。
写真の左側、グレーの四角いカプラー部分がLEDユニット。
ハウジングは一体成型されていて、裏側からユニットを摘出するのは難しそうだ。
壊さなきゃダメっぽい。
LEDユニット裏側のアップ。
ソケットを外した穴の奥にLED回路が見える。
どうやら、上下のシルバーのビスを外して、外側(レンズ側)からユニットを抜くっぽい。
じゃあ、レンズを外さなきゃダメだ。外れるかぁ?
ちまちまレンズ外すのは面倒なので、力技でガシガシ割っちゃいます。
割ろうと思うとなかなか割れず苦労しますが、くれぐれもLEDユニットを壊さぬよう、大胆かつ繊細に。
これで、中のLEDユニットがあらわに。中のレンズはクリアなのね。
確か、このクルマ、オプションでクリアテールも選択できたような…。
さっきのシルバーのビスを2本外すと、ゴロンとユニットが外れてきた。
面白いのはユニットではなく、テールランプ本体。
ユニット外したのに、その内側がリフレクター形状になってる。
通常のバルブ式テールのグレードは直接ここに電球さして光らせるのかな?
LED回路の裏側。
またビスで留っている。
赤、緑、黒のコードがのびているが、回路にSTOP、TAIL、GNDと表記されているので、
テスターをあてる手間が省けた。
思った通り、ビスを外すとレンズとユニット本体に分かれた。
加工作業中にユニットを壊してしまう危険性も考えられるので、分かれてくれた方が好都合。
レンズは透明部分とメッキ枠部分に分かれるのではなく、一体成型で、
透明樹脂の枠部分のみにメッキ処理が施されている。
主役のLEDは円状に8個、中心に1個の計9個。それぞれが凸レンズ状になっている。
周囲の反射板と共に、良好な光の拡散が期待できる。
透明レンズのそれぞれの『丸』もLEDと同様に凸レンズ状になっており、
さらなる光の拡散を狙っている。
このレンズをユーロテールに組み込み、元通りにユニットをビス止めすれば、
お手軽LEDユーロテールの完成だ。
LEDユニットの摘出作業も無事成功。
いよいよユニットをユーロテールにブチ込みます。
下の写真がボクのユーロテール。今となっては全然珍しくもない。
スモークをちょっと吹いてるので、若干印象が違うかな。
どうでもいいけど、ロードスターの社外テールって、これしかデザインないのはなぜ?
実はこのデザイン、あんまり好きくないのだ。純正形状のクリスタルコンビとかあれば良いのに…。
裏側。
当たり前だが、純正と同じ形状。
写真向かって左側のフチについてるゴムパッキンは剥がれやすく、
すぐにひび割れてくる。
真ん中部分がテール&ストップランプなので、そこにLEDユニットを固定します。
ユニットを固定するには、この『出っ張り』が邪魔。
なんとかして削り取らねば。
ニッパーやカッターナイフなどを駆使して、『出っ張り』を排除。
刃物の取り扱いには注意。
写真の奥、ウインカー側は狭くて作業しにくい。
手前のバックランプ側の『出っ張り』は残しておく。
クルマに付けちゃえば見えなくなるので、多少の見た目の悪さはご愛敬。
こんな感じでレンズを組み込む。
写真でもわかるように、ユニットのレンズは、ユーロテールのそれより小さい。
よって、ユニット自体はトランク内に収まるので、防水対策しなくてもOK。
今度は、レンズ側のフチの『出っ張り』が邪魔だ。
コイツも削り取るが、透明樹脂は固く、割れやすいので作業は慎重に。
作業中、剥げたメッキの粉?が舞うので、屋外での作業がおすすめ。
ボクは部屋の中でやったので、服やら床がキラッキラになった(笑)。
周囲を削り取ったレンズ。
フチが荒削りでガタガタだが、見えなくなるので良しとする。
コイツを『出っ張り』を削り取ったユーロテールの裏側にあて、
穴をあけるためのマーキングをする。
マーキングを施し、大穴の開いたユーロテール。
ぶ厚い樹脂製なので、なかなかの重労働だ。
いろいろと方法はあるが、ボクの場合は、マーキングに沿ってドリルで小さな穴を開けていき、
その穴と穴の間をニッパーで切っていく作戦をとった。
仕上げはカッターで切り口をなだらかにするが、外側から見るとそれほど気にならないようなので、
写真のように、テキトーな仕上がり。
穴は、取り付けるレンズよりも小さめに開ける。
レンズを仮あて。
テール外側からの眺めも考慮して位置決めする。
レンズにはスジ状のレンズカットが入っていて、理想的には水平方向に固定したかったのだが、
それでは、LED回路を固定した際、車両側に干渉してしまったので、垂直方向で固定することにした。
ホットボンドにて、レンズを固定。
ホットボンドは、強力に固定できる上、防水・防塵にも優れているので便利だ。乾きも早い。
レンズを固定する前に、テール本体内の削りカスなどの除去を忘れずに。
固定してから気づいたのでは悲しすぎるゾ。
2本のビスでLEDユニットを固定。
3本のコードの先は写真のようにギボシ端子に加工した。
ホットボンドがダラッと垂れているが、この状態で完全に固まっている。
点灯試験。
写真の関係でピンクっぽくなってしまっているが、実際は真っ赤。
リフレクター奥に、埋め込んだレンズが確認できる。
正面から見た図。
リフレクターの周囲に点々とLEDが光る。
リフレクターがうまい具合にLEDの存在を消しているため、LED独特の『くどさ』が少ない。
少し斜め上から覗くと、9個のLEDがしっかりと確認できる。
レンズ周囲の階段状のなったリフレクター部分も通常のユーロテールとは一味違った印象を与えている。
とりあえず、ここまででLED化は完了したわけだが、ご存じの通りロードスターのトランク内は
カーペットなどのトリム類が少ない。特にポンコツ号を含む初期型1600ccは一番少ない。
当然ながら、テールランプ内側はムキ出し。
製作したLEDユーロテールは電気回路がムキ出しなので、荷物などで壊れないようにカバーを作る。
LED回路の寸法を測って、スッポリ収まる内径の容器を用意する。
大きすぎるとクルマ側に干渉するので、なるべくピッタリサイズを探そう。
幸い、近所の100円ショップで超ピッタリサイズの密閉容器を見つけたので、これを用いて保護カバーを作る。
そのままのサイズだと深すぎるので、良さげなところでカット。
使うのは底の方。フタの方は使わない。なにかに使えるか?
カットした容器の底部分を、カポッと被せて、穴を開けて、
もともとユニットのハウジング固定用だった2本のビスを利用して固定。
まるで専用カバーのような仕上がり。『品質表示』の刻印が笑える。
黒いカバーも良いが、スケルトンな感じのこのカバーもなかなか良い。
キカイダーの頭みたいだ(笑)。
写真ではわからないが、カバー側面にコードを出す切り込みを入れてある。
そこから3本のコードを出しておく。
純正テールとは裏側の形状が全く変わってしまったので、車両側のランプハウジングは装着できない。
バックランプとストップ&テールとの中間でカットする必要がある。
下の写真が、カットされた純正ランプハウジング。
同時に、バックランプから出ている黒コード、ストップ&テールから出ている黒、赤、緑のコードもカットする。
コードはあまりギリギリにならぬよう、3~4㎝残しておく。
このハウジングは純正戻しの際に必要になるので、純正テールと共に保管しておく。
コイツ単体でも、純正テールにツメでパチンとハマるので、コードさえ繋げばハウジングが分割されていても、
純正テールに戻すことが可能。
ランプハウジング裏側。
コード類はこのくらい残してカット。
カットした車両側コードはギボシ端子へ加工。LED回路のそれぞれのコードと繋ぐ。
年式などによってコードの色に違いがある可能性があるので、各々テスターで調べていただきたいが、
ポンコツ号の場合、車両側の緑コードがストップ、赤コードがテール、黒コードがアースだったので、
緑コードをLED側の赤コード、赤コードをLED側の緑コード、黒コードをLED側の黒コードに繋ぐ。
バックランプの黒コードはアースなので、車両側の黒コードへ分岐タップで繋いで配線終了。
あとは、クルマにLEDユーロテールを装着して、6極カプラーを繋ぎ、コード類を整理すれば完成。
クルマへ装着されたLEDユーロテール(左)内側。
ウインカーバルブは独立したソケットなので問題ないが、バックランプは固定できなくなってしまったので、
穴開けしてビス2本で上下から固定。バルブ交換が面倒くさそうだ。
密閉容器を利用した保護カバーは、車両側への干渉が発覚したので若干カットした。
装着後、ライトを点けていろいろな角度からLEDテールを眺めてみる。
近づくとそうでもないが、離れて見ると、プツプツと9個のLEDの存在が確認できる。
ブレーキを踏んだ時の「パッパッ!」という点灯レスポンスも最高。昼間の視認性も良好。
消灯時はそこらへんのユーロテールとなんら変わりないのに、夜になると、ビカッと存在を誇示。
夜のコンビニにバックで駐車して、店頭のガラスに「パパッ!」と赤い光が映った日にゃ、シビレまっせ!
他とは一味違ったテールランプ。興味のある人は試してみては?
大まかな流れはハイマウントの時と同様で、他車種のLEDユニットを『まんま』流用します。
この方法なら、電装関係に弱いボクのような人にも手軽にLED化できるし、もともと純正採用されている
部品なので、光量や、信頼性も申し分ないはず。万が一、不調をきたしても、その車種の部品を探せば
良いので安心です。
まずは、LED化したいテールランプに合うLEDユニットの選定から。
今回は、ロードスターの純正テールランプではなく、市販のユーロテールをベースにするので、
まん丸なユニットをチョイス。以前から目を付けていた車種のテールランプを某ークションで入手。
大きさもちょうど良さそうだし、一見LEDっぽくないところが魅力。
車種は一応ヒミツにしときます。写真から推測して下さい。
で、手に入れたテールランプが、下の写真。
上から、ストップ&テール、ウインカー、バックランプ。
上のストップ&テールのみLEDとなっています。
この車種の場合、グレードによっては、同じ形のテールランプでもLEDじゃないものも存在するようなので、
購入の際は注意しましょう。
このLEDユニットを流用します。
裏側。
写真の左側、グレーの四角いカプラー部分がLEDユニット。
ハウジングは一体成型されていて、裏側からユニットを摘出するのは難しそうだ。
壊さなきゃダメっぽい。
LEDユニット裏側のアップ。
ソケットを外した穴の奥にLED回路が見える。
どうやら、上下のシルバーのビスを外して、外側(レンズ側)からユニットを抜くっぽい。
じゃあ、レンズを外さなきゃダメだ。外れるかぁ?
ちまちまレンズ外すのは面倒なので、力技でガシガシ割っちゃいます。
割ろうと思うとなかなか割れず苦労しますが、くれぐれもLEDユニットを壊さぬよう、大胆かつ繊細に。
これで、中のLEDユニットがあらわに。中のレンズはクリアなのね。
確か、このクルマ、オプションでクリアテールも選択できたような…。
さっきのシルバーのビスを2本外すと、ゴロンとユニットが外れてきた。
面白いのはユニットではなく、テールランプ本体。
ユニット外したのに、その内側がリフレクター形状になってる。
通常のバルブ式テールのグレードは直接ここに電球さして光らせるのかな?
LED回路の裏側。
またビスで留っている。
赤、緑、黒のコードがのびているが、回路にSTOP、TAIL、GNDと表記されているので、
テスターをあてる手間が省けた。
思った通り、ビスを外すとレンズとユニット本体に分かれた。
加工作業中にユニットを壊してしまう危険性も考えられるので、分かれてくれた方が好都合。
レンズは透明部分とメッキ枠部分に分かれるのではなく、一体成型で、
透明樹脂の枠部分のみにメッキ処理が施されている。
主役のLEDは円状に8個、中心に1個の計9個。それぞれが凸レンズ状になっている。
周囲の反射板と共に、良好な光の拡散が期待できる。
透明レンズのそれぞれの『丸』もLEDと同様に凸レンズ状になっており、
さらなる光の拡散を狙っている。
このレンズをユーロテールに組み込み、元通りにユニットをビス止めすれば、
お手軽LEDユーロテールの完成だ。
LEDユニットの摘出作業も無事成功。
いよいよユニットをユーロテールにブチ込みます。
下の写真がボクのユーロテール。今となっては全然珍しくもない。
スモークをちょっと吹いてるので、若干印象が違うかな。
どうでもいいけど、ロードスターの社外テールって、これしかデザインないのはなぜ?
実はこのデザイン、あんまり好きくないのだ。純正形状のクリスタルコンビとかあれば良いのに…。
裏側。
当たり前だが、純正と同じ形状。
写真向かって左側のフチについてるゴムパッキンは剥がれやすく、
すぐにひび割れてくる。
真ん中部分がテール&ストップランプなので、そこにLEDユニットを固定します。
ユニットを固定するには、この『出っ張り』が邪魔。
なんとかして削り取らねば。
ニッパーやカッターナイフなどを駆使して、『出っ張り』を排除。
刃物の取り扱いには注意。
写真の奥、ウインカー側は狭くて作業しにくい。
手前のバックランプ側の『出っ張り』は残しておく。
クルマに付けちゃえば見えなくなるので、多少の見た目の悪さはご愛敬。
こんな感じでレンズを組み込む。
写真でもわかるように、ユニットのレンズは、ユーロテールのそれより小さい。
よって、ユニット自体はトランク内に収まるので、防水対策しなくてもOK。
今度は、レンズ側のフチの『出っ張り』が邪魔だ。
コイツも削り取るが、透明樹脂は固く、割れやすいので作業は慎重に。
作業中、剥げたメッキの粉?が舞うので、屋外での作業がおすすめ。
ボクは部屋の中でやったので、服やら床がキラッキラになった(笑)。
周囲を削り取ったレンズ。
フチが荒削りでガタガタだが、見えなくなるので良しとする。
コイツを『出っ張り』を削り取ったユーロテールの裏側にあて、
穴をあけるためのマーキングをする。
マーキングを施し、大穴の開いたユーロテール。
ぶ厚い樹脂製なので、なかなかの重労働だ。
いろいろと方法はあるが、ボクの場合は、マーキングに沿ってドリルで小さな穴を開けていき、
その穴と穴の間をニッパーで切っていく作戦をとった。
仕上げはカッターで切り口をなだらかにするが、外側から見るとそれほど気にならないようなので、
写真のように、テキトーな仕上がり。
穴は、取り付けるレンズよりも小さめに開ける。
レンズを仮あて。
テール外側からの眺めも考慮して位置決めする。
レンズにはスジ状のレンズカットが入っていて、理想的には水平方向に固定したかったのだが、
それでは、LED回路を固定した際、車両側に干渉してしまったので、垂直方向で固定することにした。
ホットボンドにて、レンズを固定。
ホットボンドは、強力に固定できる上、防水・防塵にも優れているので便利だ。乾きも早い。
レンズを固定する前に、テール本体内の削りカスなどの除去を忘れずに。
固定してから気づいたのでは悲しすぎるゾ。
2本のビスでLEDユニットを固定。
3本のコードの先は写真のようにギボシ端子に加工した。
ホットボンドがダラッと垂れているが、この状態で完全に固まっている。
点灯試験。
写真の関係でピンクっぽくなってしまっているが、実際は真っ赤。
リフレクター奥に、埋め込んだレンズが確認できる。
正面から見た図。
リフレクターの周囲に点々とLEDが光る。
リフレクターがうまい具合にLEDの存在を消しているため、LED独特の『くどさ』が少ない。
少し斜め上から覗くと、9個のLEDがしっかりと確認できる。
レンズ周囲の階段状のなったリフレクター部分も通常のユーロテールとは一味違った印象を与えている。
とりあえず、ここまででLED化は完了したわけだが、ご存じの通りロードスターのトランク内は
カーペットなどのトリム類が少ない。特にポンコツ号を含む初期型1600ccは一番少ない。
当然ながら、テールランプ内側はムキ出し。
製作したLEDユーロテールは電気回路がムキ出しなので、荷物などで壊れないようにカバーを作る。
LED回路の寸法を測って、スッポリ収まる内径の容器を用意する。
大きすぎるとクルマ側に干渉するので、なるべくピッタリサイズを探そう。
幸い、近所の100円ショップで超ピッタリサイズの密閉容器を見つけたので、これを用いて保護カバーを作る。
そのままのサイズだと深すぎるので、良さげなところでカット。
使うのは底の方。フタの方は使わない。なにかに使えるか?
カットした容器の底部分を、カポッと被せて、穴を開けて、
もともとユニットのハウジング固定用だった2本のビスを利用して固定。
まるで専用カバーのような仕上がり。『品質表示』の刻印が笑える。
黒いカバーも良いが、スケルトンな感じのこのカバーもなかなか良い。
キカイダーの頭みたいだ(笑)。
写真ではわからないが、カバー側面にコードを出す切り込みを入れてある。
そこから3本のコードを出しておく。
純正テールとは裏側の形状が全く変わってしまったので、車両側のランプハウジングは装着できない。
バックランプとストップ&テールとの中間でカットする必要がある。
下の写真が、カットされた純正ランプハウジング。
同時に、バックランプから出ている黒コード、ストップ&テールから出ている黒、赤、緑のコードもカットする。
コードはあまりギリギリにならぬよう、3~4㎝残しておく。
このハウジングは純正戻しの際に必要になるので、純正テールと共に保管しておく。
コイツ単体でも、純正テールにツメでパチンとハマるので、コードさえ繋げばハウジングが分割されていても、
純正テールに戻すことが可能。
ランプハウジング裏側。
コード類はこのくらい残してカット。
カットした車両側コードはギボシ端子へ加工。LED回路のそれぞれのコードと繋ぐ。
年式などによってコードの色に違いがある可能性があるので、各々テスターで調べていただきたいが、
ポンコツ号の場合、車両側の緑コードがストップ、赤コードがテール、黒コードがアースだったので、
緑コードをLED側の赤コード、赤コードをLED側の緑コード、黒コードをLED側の黒コードに繋ぐ。
バックランプの黒コードはアースなので、車両側の黒コードへ分岐タップで繋いで配線終了。
あとは、クルマにLEDユーロテールを装着して、6極カプラーを繋ぎ、コード類を整理すれば完成。
クルマへ装着されたLEDユーロテール(左)内側。
ウインカーバルブは独立したソケットなので問題ないが、バックランプは固定できなくなってしまったので、
穴開けしてビス2本で上下から固定。バルブ交換が面倒くさそうだ。
密閉容器を利用した保護カバーは、車両側への干渉が発覚したので若干カットした。
装着後、ライトを点けていろいろな角度からLEDテールを眺めてみる。
近づくとそうでもないが、離れて見ると、プツプツと9個のLEDの存在が確認できる。
ブレーキを踏んだ時の「パッパッ!」という点灯レスポンスも最高。昼間の視認性も良好。
消灯時はそこらへんのユーロテールとなんら変わりないのに、夜になると、ビカッと存在を誇示。
夜のコンビニにバックで駐車して、店頭のガラスに「パパッ!」と赤い光が映った日にゃ、シビレまっせ!
他とは一味違ったテールランプ。興味のある人は試してみては?
ハイマウントストップランプをイマ風に… [Roadster [Dress-Up]]
我がポンコツ号は、過去に自作の丸4灯テールを装着していたのだが、
現在は、市販のブラックユーロテールに軽くスモークを吹いて、ベンツのマークみたいな形の
LEDバルブをストップ&テールランプに入れて、イマ風を気取っている。
ゆくゆくは、LED『バルブ』ではなく、自分でLEDを組み込んで、今のユーロテールをベースにオリヂナルな
LEDテールを…と考えていて、いろいろと部品を物色中。その模様は近日公開の予定。
で、今回はその序章として、トランクに組み込まれているハイマウントストップランプをイマ風に
アレンジしてみようと思う。
ユーロテールの『キラキラ感』は、魅力のひとつだと思われる。
そーすると、気になるのが、ハイマウントストップランプのウサン臭さ。
純正テールはもちろん、通常のレンズカットのテールランプを装着している場合なら、そのままでも
違和感は感じないが、メインのテールランプをキラキラに換えると、気になってしょうがない。
…ということで、ハイマウントストップランプのレンズカット変更、及びLED化にチャレンジ。
テーマは『トヨタ純正風』。
遠目にはわからないが、良ーく見ると、なんか違う。ブレーキを踏めば、ビカッと鮮烈な光。…が狙い。
下の写真が純正のハイマウントストップランプ。
すでに分解されてレンズのみになっているが、外すのは簡単。
トランクを開けランプを裏から覗きこむと、10㎜のナット2個で留っているので、それを緩めれば簡単に外れます。
レンズはユニットにハメ込んであるだけなので、ツメをあおればパカッと外れます。
レンズは他の樹脂パーツに比べ割れやすいので、あおる際は慎重に。
頭の中の構想では、レンズカットを紙ヤスリ等で削り取って…と考えていたのだが、
試してみたら、全然うまくいかなかったので却下。
レンズごと切り取って、そこに新規に別のレンズを貼り付ける作戦へ変更。
この切り取り作業もなかなか困難を極めたが、熱したカッターを使ったり、半田ゴテで熔かしたりして、
なんとか成功。
切り口は、耐水ペーパーやコンパウンドで平滑に仕上げる。サボると隙間から浸水なんて危険性もあるので、念入りに。
レンズの周囲についてる防水パッキンは、簡単に作れそうだし、やってるうちにボロボロになってきたので剥がしちゃった。剥がした方が作業もはかどる。
下の写真がレンズを切り取った状態。
レンズを切り取っても、透かしてみると『フチ』部分にレンズカットがプツプツと残ってた。
裏返すと、レンズの裏側の周囲(下写真の黄色部分)にレンズカットが…。
これは、紙ヤスリなどを駆使して地道に削り取るしかない。ここの仕上げは『キラキラ感』に響くので、コンパウンド等でピカピカに仕上げよう。
写真に示した部分以外は装着すれば見えなくなるので、キズだらけでもOK。
※この写真は、すでにレンズカットを削り取った状態です。
今回購入した材料たち。
真っ赤な3㎜厚アクリル板。専用の接着剤。透明の長い棒状の物は、断面が三角形になったアクリル材で、
これが今回の作業のミソ。サイズ(太さ)違いで2本用意した。
すべて、ホームセンターで購入可能で、全部で¥2,000-くらい。
アクリル板を切り出す。
ランプ本体をアクリル板にあて、油性マジックなどでしるしをつける。
はじめは、カッターなどでスジを入れ、ペンチなどでつまんで割る(折る)。
ある程度、形が出来てきたら、本体にあてがいながらヤスリ等で微調整。
切り口は最終的にはコンパウンドでピカピカ仕上げ。
エッジ部分は純正を参考に絶妙な丸みを付けよう。
アクリル板はキズつきやすい上に、深いキズはコンパウンドでも取れないので、
ヤスリや工具類をぶつけないように注意。
切り出したアクリル板を接着する。
ランプ本体にアクリル板をあて、慎重に位置合わせ。
マスキングテープ等で仮止めし、専用の接着剤をレンズの裏から流し込む。
専用の接着剤は、水のようにサラサラしているので、少量流し込むだけで、スゥーッと伝わっていく。
瞬間接着剤のように白くなったりせず、乾燥後は無色透明。乾きも早く、数分でガッチリつく。
下の写真が接着後のレンズ。下に置いたSevenStarsがクッキリハッキリ。
レンズの色が心配だったが、全く違和感なし。
LEDの『つぶつぶ感』が好みの人はこのまま装着しても、それはそれで『アリ』かも知れないが、
今回はもうひと工夫して『トヨタ純正風』を目指す。
ここで、今回のミソ。
アクリル三角棒の登場。
本来この棒は、アクリル板を箱状に組んだ時、そのコーナー部分に補強として内側から接着する材料らしいが、
今回は素通しのレンズの内側に数本貼り付け、『トヨタ風』のレンズカットを再現しようと考えた。
まず、サイズ(太さ)の異なるアクリル棒を、テキトーな長さに切り分け、レンズの裏からあてがい、サイズ合わせ。
太い方を3本並べると、レンズ内側の寸法にピッタリFit!これでいく!
レンズ内側の形に合わせ、3本のアクリル棒を切り出し、形を整えたのが下の写真。
透明感はないが、それがかえってLEDの『つぶつぶ感』を消し、光が広がるはず。
整形したアクリル三角棒を、レンズ内側にキッチリはめ込み、専用接着剤にて接着。
狙い通りの完成度!
表面は、蛍光灯が映り込むほど平滑で、角度を変えればキラキラ輝くイマ風のレンズカット。
電球やLEDを組み込んでいなくてもこの輝き。大成功だ。
何も言わなければ、誰も気づかないほどのさりげなさが憎い(笑)。
さてさて、喜びもつかの間。
勢い余って剥がしてしまった防水パッキンを製作する。
材料の写真には写っていなかったが、ちゃんと買ってありますよ。
5㎜厚くらいの黒いスポンジシート。
スポンジといってもゴムに近い素材で、裏側が粘着シートになっているもの。
そいつを下の写真のようにレンズのサイズに切り出し、レンズ本体に貼り付ける。
製作したゴムパッキンを貼り付けて、レンズの完成。
LED化しない場合は、このまま装着しても純正とは一味違った雰囲気を味わえる。
しかし、今回のテーマは、『昼も目立ち、夜はもっと目立つ』なので、
LED化は避けられないのだ。飽きないうちに、作業続行だー。
LED化などと、大それた事を言ってはみたが、ダイオードだの抵抗だのを基盤に半田付けして…
なんていう作業は面倒だし、時間もないし、知識もない。じゃあ、どーするか。
流用です。
そんなこともあろうかと、仕入れ済みであります。
最近、ミニバン系のドレスアップで流行りつつあるパーツ。
リアバンパーに組み込んであるリフレクター(反射板)をLEDで光らせるパーツ。
その車種ごとにそれぞれ形が違うので、ロードスターへの装着は到底無理だが、
ボクが欲しいのは、中のLEDユニット。そいつをユニットごと、ロードスターのハイマウントの中に
組み込めば、電気が苦手でも簡単にLED化出来ちゃいます。
で、用意したのは、アルファード用のリアバンパーLEDリフレクター。
寸法がだいたい合えば、車種はなんでもOK。どうせ、欲しいのは中身だけ。ガワはどーでもいいのだ。
メーカーや車種にもよるが、今回仕入れたものには、LEDが片側で22個。両方合わせれば44個の赤LEDが
組み込まれている。ハイマウントストップランプには贅沢すぎる数だ。
さっそく、出来上がったハイマウントにLEDユニットを組み込んでみた。
横幅はちょうど良いが、縦にふたつのユニットを入れるのは厳しいので、下側のユニットを斜め上に向けて装着。
ロードスターはノーマルでも普通車に比べ車高が低いので、この角度の方が視認性も良さそう。
固定は、両面テープとホットボンド。多少はみ出ても気にしない。
斜め横から見た図。
下側のユニットに角度を付いている。
裏側から見た図。
ハイマウントの後ろ半分は邪魔なので切り落とした。
基盤が丸見えだが、トランク内なので、このままでも浸水の心配はなし。
2本のコードを純正のハイマウントの配線に繋げば点灯する。
レンズの内側にメッキのカッティングシートを貼り、光量アップをはかる。
出来上がったLEDユニットとキラキラレンズを合体。
美しいレンズカットが中のLEDの存在を完全に消しているのがわかる。
無点灯でも存在感あり。
電源を繋いで点灯試験。
LED独特の強烈で鮮やかな赤い光を放つ。
写真の関係で、『つぶつぶ感』が目立っているが、実際はそうでもない。
色も実際の方が赤く、端までキッチリ光る。
この後、クルマに装着したが、ユーロテールとの相性もバッチシ!
一応テールにもLEDバルブが入っているので、ブレーキを踏んだ時の『パッ!パッ!』っというレスポンスも最高。
ブレーキ踏むのが楽しくなる。
装着して2~3カ月になるが、浸水や球切れなどのトラブルもなし。車検も通るのでは(?)
う~む…。メインのテール早くLED化したいゾ。
現在は、市販のブラックユーロテールに軽くスモークを吹いて、ベンツのマークみたいな形の
LEDバルブをストップ&テールランプに入れて、イマ風を気取っている。
ゆくゆくは、LED『バルブ』ではなく、自分でLEDを組み込んで、今のユーロテールをベースにオリヂナルな
LEDテールを…と考えていて、いろいろと部品を物色中。その模様は近日公開の予定。
で、今回はその序章として、トランクに組み込まれているハイマウントストップランプをイマ風に
アレンジしてみようと思う。
ユーロテールの『キラキラ感』は、魅力のひとつだと思われる。
そーすると、気になるのが、ハイマウントストップランプのウサン臭さ。
純正テールはもちろん、通常のレンズカットのテールランプを装着している場合なら、そのままでも
違和感は感じないが、メインのテールランプをキラキラに換えると、気になってしょうがない。
…ということで、ハイマウントストップランプのレンズカット変更、及びLED化にチャレンジ。
テーマは『トヨタ純正風』。
遠目にはわからないが、良ーく見ると、なんか違う。ブレーキを踏めば、ビカッと鮮烈な光。…が狙い。
下の写真が純正のハイマウントストップランプ。
すでに分解されてレンズのみになっているが、外すのは簡単。
トランクを開けランプを裏から覗きこむと、10㎜のナット2個で留っているので、それを緩めれば簡単に外れます。
レンズはユニットにハメ込んであるだけなので、ツメをあおればパカッと外れます。
レンズは他の樹脂パーツに比べ割れやすいので、あおる際は慎重に。
頭の中の構想では、レンズカットを紙ヤスリ等で削り取って…と考えていたのだが、
試してみたら、全然うまくいかなかったので却下。
レンズごと切り取って、そこに新規に別のレンズを貼り付ける作戦へ変更。
この切り取り作業もなかなか困難を極めたが、熱したカッターを使ったり、半田ゴテで熔かしたりして、
なんとか成功。
切り口は、耐水ペーパーやコンパウンドで平滑に仕上げる。サボると隙間から浸水なんて危険性もあるので、念入りに。
レンズの周囲についてる防水パッキンは、簡単に作れそうだし、やってるうちにボロボロになってきたので剥がしちゃった。剥がした方が作業もはかどる。
下の写真がレンズを切り取った状態。
レンズを切り取っても、透かしてみると『フチ』部分にレンズカットがプツプツと残ってた。
裏返すと、レンズの裏側の周囲(下写真の黄色部分)にレンズカットが…。
これは、紙ヤスリなどを駆使して地道に削り取るしかない。ここの仕上げは『キラキラ感』に響くので、コンパウンド等でピカピカに仕上げよう。
写真に示した部分以外は装着すれば見えなくなるので、キズだらけでもOK。
※この写真は、すでにレンズカットを削り取った状態です。
今回購入した材料たち。
真っ赤な3㎜厚アクリル板。専用の接着剤。透明の長い棒状の物は、断面が三角形になったアクリル材で、
これが今回の作業のミソ。サイズ(太さ)違いで2本用意した。
すべて、ホームセンターで購入可能で、全部で¥2,000-くらい。
アクリル板を切り出す。
ランプ本体をアクリル板にあて、油性マジックなどでしるしをつける。
はじめは、カッターなどでスジを入れ、ペンチなどでつまんで割る(折る)。
ある程度、形が出来てきたら、本体にあてがいながらヤスリ等で微調整。
切り口は最終的にはコンパウンドでピカピカ仕上げ。
エッジ部分は純正を参考に絶妙な丸みを付けよう。
アクリル板はキズつきやすい上に、深いキズはコンパウンドでも取れないので、
ヤスリや工具類をぶつけないように注意。
切り出したアクリル板を接着する。
ランプ本体にアクリル板をあて、慎重に位置合わせ。
マスキングテープ等で仮止めし、専用の接着剤をレンズの裏から流し込む。
専用の接着剤は、水のようにサラサラしているので、少量流し込むだけで、スゥーッと伝わっていく。
瞬間接着剤のように白くなったりせず、乾燥後は無色透明。乾きも早く、数分でガッチリつく。
下の写真が接着後のレンズ。下に置いたSevenStarsがクッキリハッキリ。
レンズの色が心配だったが、全く違和感なし。
LEDの『つぶつぶ感』が好みの人はこのまま装着しても、それはそれで『アリ』かも知れないが、
今回はもうひと工夫して『トヨタ純正風』を目指す。
ここで、今回のミソ。
アクリル三角棒の登場。
本来この棒は、アクリル板を箱状に組んだ時、そのコーナー部分に補強として内側から接着する材料らしいが、
今回は素通しのレンズの内側に数本貼り付け、『トヨタ風』のレンズカットを再現しようと考えた。
まず、サイズ(太さ)の異なるアクリル棒を、テキトーな長さに切り分け、レンズの裏からあてがい、サイズ合わせ。
太い方を3本並べると、レンズ内側の寸法にピッタリFit!これでいく!
レンズ内側の形に合わせ、3本のアクリル棒を切り出し、形を整えたのが下の写真。
透明感はないが、それがかえってLEDの『つぶつぶ感』を消し、光が広がるはず。
整形したアクリル三角棒を、レンズ内側にキッチリはめ込み、専用接着剤にて接着。
狙い通りの完成度!
表面は、蛍光灯が映り込むほど平滑で、角度を変えればキラキラ輝くイマ風のレンズカット。
電球やLEDを組み込んでいなくてもこの輝き。大成功だ。
何も言わなければ、誰も気づかないほどのさりげなさが憎い(笑)。
さてさて、喜びもつかの間。
勢い余って剥がしてしまった防水パッキンを製作する。
材料の写真には写っていなかったが、ちゃんと買ってありますよ。
5㎜厚くらいの黒いスポンジシート。
スポンジといってもゴムに近い素材で、裏側が粘着シートになっているもの。
そいつを下の写真のようにレンズのサイズに切り出し、レンズ本体に貼り付ける。
製作したゴムパッキンを貼り付けて、レンズの完成。
LED化しない場合は、このまま装着しても純正とは一味違った雰囲気を味わえる。
しかし、今回のテーマは、『昼も目立ち、夜はもっと目立つ』なので、
LED化は避けられないのだ。飽きないうちに、作業続行だー。
LED化などと、大それた事を言ってはみたが、ダイオードだの抵抗だのを基盤に半田付けして…
なんていう作業は面倒だし、時間もないし、知識もない。じゃあ、どーするか。
流用です。
そんなこともあろうかと、仕入れ済みであります。
最近、ミニバン系のドレスアップで流行りつつあるパーツ。
リアバンパーに組み込んであるリフレクター(反射板)をLEDで光らせるパーツ。
その車種ごとにそれぞれ形が違うので、ロードスターへの装着は到底無理だが、
ボクが欲しいのは、中のLEDユニット。そいつをユニットごと、ロードスターのハイマウントの中に
組み込めば、電気が苦手でも簡単にLED化出来ちゃいます。
で、用意したのは、アルファード用のリアバンパーLEDリフレクター。
寸法がだいたい合えば、車種はなんでもOK。どうせ、欲しいのは中身だけ。ガワはどーでもいいのだ。
メーカーや車種にもよるが、今回仕入れたものには、LEDが片側で22個。両方合わせれば44個の赤LEDが
組み込まれている。ハイマウントストップランプには贅沢すぎる数だ。
さっそく、出来上がったハイマウントにLEDユニットを組み込んでみた。
横幅はちょうど良いが、縦にふたつのユニットを入れるのは厳しいので、下側のユニットを斜め上に向けて装着。
ロードスターはノーマルでも普通車に比べ車高が低いので、この角度の方が視認性も良さそう。
固定は、両面テープとホットボンド。多少はみ出ても気にしない。
斜め横から見た図。
下側のユニットに角度を付いている。
裏側から見た図。
ハイマウントの後ろ半分は邪魔なので切り落とした。
基盤が丸見えだが、トランク内なので、このままでも浸水の心配はなし。
2本のコードを純正のハイマウントの配線に繋げば点灯する。
レンズの内側にメッキのカッティングシートを貼り、光量アップをはかる。
出来上がったLEDユニットとキラキラレンズを合体。
美しいレンズカットが中のLEDの存在を完全に消しているのがわかる。
無点灯でも存在感あり。
電源を繋いで点灯試験。
LED独特の強烈で鮮やかな赤い光を放つ。
写真の関係で、『つぶつぶ感』が目立っているが、実際はそうでもない。
色も実際の方が赤く、端までキッチリ光る。
この後、クルマに装着したが、ユーロテールとの相性もバッチシ!
一応テールにもLEDバルブが入っているので、ブレーキを踏んだ時の『パッ!パッ!』っというレスポンスも最高。
ブレーキ踏むのが楽しくなる。
装着して2~3カ月になるが、浸水や球切れなどのトラブルもなし。車検も通るのでは(?)
う~む…。メインのテール早くLED化したいゾ。
車高調の取り付け④ [Roadster [Footwork]]
では、主のいなくなったフロントの足回りに、おNEWな車高調をブチ込みます。
ボクは、どんな作業も一人で、自分のペースでこなすのが好きだけど、
足交換に限っては、助っ人がいた方が断然有利。疲れないし、作業時間も短縮できます。
手伝ってくれるお友達がいる場合は、迷わずお願いしましょう。
それでは作業開始。
まず、新しい車高調に購入時から装着されている、謎の『輪っコ』を取り除きます。
このパーツは、たぶんABSのセンサーか、ブレーキホースを留めるブラケットだと思われますが、
ボクのNA6に関しては、関係なさそうだったので外しました。
NA8や、NB系の場合は使用するかも知れないので、純正の状態を良く眺めて各々対応して下さい。
※10㎜ボルトを緩めれば簡単に外れます。
いよいよ、新しい車高調を取り付けるわけですが、例によって写真を撮り忘れてしまったので、
またまた、文章で説明します。とはいっても、単純に、外す時の逆の手順です。
まず、ロアアームのナックルが入り込む空洞部分に、適当な短めの木材、または鉄パイプを差し込みます。
ボクの場合は、大きめのマイナスドライバーを使ってます。
差し込んだ木材(鉄パイプ)に右足で体重をかけ、ロアアームを目一杯下げます。
この時、ナックル、キャリパー、ローター一式が『ぶら~ん』と邪魔しますが、ブレーキホースに注意しつつ、
放っておきましょう。
ロアアームが下がった状態をキープしつつ、外した時と同じように、フレームとアッパーアームに鉄パイプを
かけ、右手で体重を乗せアッパーアームを下げます。
充分にスペースが確保できたら、左手ですかさず車高調を入れます。
車高調本体が、本来の取付位置に収まったら、ゆっくりと鉄パイプ類を外します。
あらかじめ、フェンダー回りや車高調本体にガムテープやマスキングテープを
巻いておくと、傷つき防止になり便利です。
ここまでくれば、あとは比較的簡単です。
まず、ナックルをロアアームに差し込みます。
なかなか入りにくい場合もありますが、真っ直ぐに入れれば、スポッと入ります。
ナックルが入ったら、17㎜ボルト(長い方)を入れ仮止め。
この段階では、ナットは付けずにボルトを差し込むだけにしておきます。
これで、アッパーアームとロアアームが元通りに連結されたことになります。
次に車高調を片手で持ち上げ、アッパーマウントのボルトをボディの所定の穴に通し、車高調に付属の
12㎜ナットで固定(仮止め)します。
※写真は本締め状態です。
アッパーマウントを仮止めしたら、今度は下に回り、写真のようにナックルとロアアームの連結部分に
大きめのマイナスドライバー等を差し込み、赤矢印方向へあおります。
あおった状態のまま、ロアアームのショック取付部の奥にあった17㎜ボルト(小)を取り付けます。
このボルトはこの段階で本締めします。
※右下の写真は下から覗きこんだ様子。
車高調は純正ショックよりも原則的に短いので、アッパーアームに体重をかけたりしなくても、
17㎜ボルト(小)を取り付けることができるはずです。
車高調が邪魔でボルトが入れにくい場合は、鉄パイプをかけ、アームを下げる必要があります。
※写真は古いショックです。
次は、写真のようにロアアーム下にジャッキをかけ、アーム全体を上げ、
車高調をロアアームの取付部へ誘導します。
うまく誘導できたら、17㎜ボルト(短い方)を差し込みます。
続けて、スタビライザーリンクを14㎜ボルト&ナットで固定。
仮止め状態だったすべてのボルト&ナット類を本締めすれば、車高調の取付完了です。
組みあがったフロントの足回り。
ピンボケ写真だが、リア同様、レーシーな、やる気の足回りに仕上がった。
お楽しみの車高調整や、インプレッションはまた後日更新します。
それでは。
ボクは、どんな作業も一人で、自分のペースでこなすのが好きだけど、
足交換に限っては、助っ人がいた方が断然有利。疲れないし、作業時間も短縮できます。
手伝ってくれるお友達がいる場合は、迷わずお願いしましょう。
それでは作業開始。
まず、新しい車高調に購入時から装着されている、謎の『輪っコ』を取り除きます。
このパーツは、たぶんABSのセンサーか、ブレーキホースを留めるブラケットだと思われますが、
ボクのNA6に関しては、関係なさそうだったので外しました。
NA8や、NB系の場合は使用するかも知れないので、純正の状態を良く眺めて各々対応して下さい。
※10㎜ボルトを緩めれば簡単に外れます。
いよいよ、新しい車高調を取り付けるわけですが、例によって写真を撮り忘れてしまったので、
またまた、文章で説明します。とはいっても、単純に、外す時の逆の手順です。
まず、ロアアームのナックルが入り込む空洞部分に、適当な短めの木材、または鉄パイプを差し込みます。
ボクの場合は、大きめのマイナスドライバーを使ってます。
差し込んだ木材(鉄パイプ)に右足で体重をかけ、ロアアームを目一杯下げます。
この時、ナックル、キャリパー、ローター一式が『ぶら~ん』と邪魔しますが、ブレーキホースに注意しつつ、
放っておきましょう。
ロアアームが下がった状態をキープしつつ、外した時と同じように、フレームとアッパーアームに鉄パイプを
かけ、右手で体重を乗せアッパーアームを下げます。
充分にスペースが確保できたら、左手ですかさず車高調を入れます。
車高調本体が、本来の取付位置に収まったら、ゆっくりと鉄パイプ類を外します。
あらかじめ、フェンダー回りや車高調本体にガムテープやマスキングテープを
巻いておくと、傷つき防止になり便利です。
ここまでくれば、あとは比較的簡単です。
まず、ナックルをロアアームに差し込みます。
なかなか入りにくい場合もありますが、真っ直ぐに入れれば、スポッと入ります。
ナックルが入ったら、17㎜ボルト(長い方)を入れ仮止め。
この段階では、ナットは付けずにボルトを差し込むだけにしておきます。
これで、アッパーアームとロアアームが元通りに連結されたことになります。
次に車高調を片手で持ち上げ、アッパーマウントのボルトをボディの所定の穴に通し、車高調に付属の
12㎜ナットで固定(仮止め)します。
※写真は本締め状態です。
アッパーマウントを仮止めしたら、今度は下に回り、写真のようにナックルとロアアームの連結部分に
大きめのマイナスドライバー等を差し込み、赤矢印方向へあおります。
あおった状態のまま、ロアアームのショック取付部の奥にあった17㎜ボルト(小)を取り付けます。
このボルトはこの段階で本締めします。
※右下の写真は下から覗きこんだ様子。
車高調は純正ショックよりも原則的に短いので、アッパーアームに体重をかけたりしなくても、
17㎜ボルト(小)を取り付けることができるはずです。
車高調が邪魔でボルトが入れにくい場合は、鉄パイプをかけ、アームを下げる必要があります。
※写真は古いショックです。
次は、写真のようにロアアーム下にジャッキをかけ、アーム全体を上げ、
車高調をロアアームの取付部へ誘導します。
うまく誘導できたら、17㎜ボルト(短い方)を差し込みます。
続けて、スタビライザーリンクを14㎜ボルト&ナットで固定。
仮止め状態だったすべてのボルト&ナット類を本締めすれば、車高調の取付完了です。
組みあがったフロントの足回り。
ピンボケ写真だが、リア同様、レーシーな、やる気の足回りに仕上がった。
お楽しみの車高調整や、インプレッションはまた後日更新します。
それでは。
車高調の取り付け③ [Roadster [Footwork]]
今回からフロントの作業に移ります。
リアと同様に、すっかり疲れ切ってしまっている。
ショックがアッパーアームの中を貫通しているのがリアと違う点で、
このためリアに比べ作業が少し複雑になる。ショック自体も長く重いので、取り出すのも大変だ。
くれぐれもフェンダーのなどにぶつけてしまわぬように注意しよう。
通常、整備工場やディーラーなどでは『プーラー』という特殊工具を使い、アッパーアームとナックルを
切り離して作業するようだが、今回は、そんな工具を持ってないボクのような素人でもできる違う方法を
紹介します。
まずは、ボンネットを開け、アッパーマウントの取り付け14㎜ナットを緩める。
この段階では『緩めるのみ』で、ネジ山2山ほど噛んだ状態にしておく。
次はロワアーム。
写真に赤で示した1,2,3のナット類を外していく。
『1』はスタビライザーの取り付けボルト&ナットで14㎜。
『2』はショック(下部)取り付けボルト&ナットで17㎜。
『3』はロワアームとナックルを繋いでいるボルト&ナットで17㎜。
『1』と『2』はボルトごと抜き去ってしまって構わないが、『3』はナットのみ外し、ボルトは通しておく。
※写真手前の左右に走る太いアームはタイロッド。
ここからが、『プーラー』を使わずにショックを摘出する『違う方法』。
下の写真は、ショックの下部取付部分を上から覗いた様子。
ショックの付け根の奥にボルト(17㎜)の頭が見える。これを外すと
ロワアームとナックルを切り離すことができるのだ。
しかし、このままではショックが邪魔して工具が入らないので、次の作業に移る。
リアの作業でも使った特殊工具、鉄パイプの『てっちゃん』の登場だ。
下の写真のように『てっちゃん』をアッパーアーム根元のフレーム部にかけ、体重を乗せアーム類を下げる。
この時、ブレーキキャリパーや遮熱版を壊さないように注意しよう。
体重をかけた状態をキープしつつ、ショックをクルマの進行方向に対して前か後ろ(赤矢印のどちらか)にずらす。
うまくショックをずらすことができたら、『てっちゃん』を抜く。
下の写真のようにできれば成功だ。
覗きこむ時、あまりに顔を近づけすぎると、アームが反動でもとに戻った時に危ないのでほどほどに。
これで、奥の17㎜ボルトにアクセスできる。
※赤矢印部分にショックをかける。2枚前の作業前の写真と見比べてほしい。
17㎜ボルトが外れたら、再び『てっちゃん』を用いて、先ほどと同様に体重をかけ、
ショックを本来の取付部分に戻す。
※17㎜ボルトがなくなっているのがわかるかな?
外した17㎜ボルトがこれ
次に、ロワアームの1本だけ残しておいた『3』のボルトを抜く。
そして、ナックルをブレーキキャリパーごと左右に揺すりながら、手前に引くと
ロワアームとナックルが切り離される。
あまりに激しく揺すると、ブレーキホース類に無理がかかり破損するので注意しよう。
※写真の赤マルで囲った部分がロワアーム内に入り込み、先ほどの17㎜ボルトで固定されていたワケだ。
外した『2』と『3』のボルトは良く似ているが長さが違うので、わかりやすく分けて保管しておこう。
ナットもそれぞれ違うので、このように組み合わせておくと良いかも。
※上が2のショック取付用。下が3のナックル固定用。
ここからは、写真を撮り忘れてしまったので、分かりづらいかもしれないが、文章で説明します。
まず、最初に緩めておいたアッパーマウント固定用の14㎜ナットを完全に外す。これでショックはフリーとなり、
アーム類の反発力だけで支えられていることになる。
次に、ロワアームのナックルが入り込んでいた空洞に適当な短めの鉄パイプか木材を差し込み、
それに右足をかけロワアームを下げる。
その状態を保ち、鉄パイプの『てっちゃん』をアッパーアームにかけ、右手で前回と同様にアッパーアームを下げる。
タイミングを合わせ、左手でショックをクルマから摘出する。
ショックは下からではなく、上から取り出す。
わかったかな?
要するに、アッパーアームとロワアームを同時に下げ、そのすきにショックを取り出せば良いワケだが、
慣れてないとなかなか難しく、クルマを傷つけかねないので、助っ人に体重をかけてもらったりした方が良いでしょう。
とりあえず、ショックを取り出せたので、今回はここまで。
最後に錆びついたアーム類をシャーシブラックで塗装した。
次回はここにフロントショックを取りつけます。
リアと同様に、すっかり疲れ切ってしまっている。
ショックがアッパーアームの中を貫通しているのがリアと違う点で、
このためリアに比べ作業が少し複雑になる。ショック自体も長く重いので、取り出すのも大変だ。
くれぐれもフェンダーのなどにぶつけてしまわぬように注意しよう。
通常、整備工場やディーラーなどでは『プーラー』という特殊工具を使い、アッパーアームとナックルを
切り離して作業するようだが、今回は、そんな工具を持ってないボクのような素人でもできる違う方法を
紹介します。
まずは、ボンネットを開け、アッパーマウントの取り付け14㎜ナットを緩める。
この段階では『緩めるのみ』で、ネジ山2山ほど噛んだ状態にしておく。
次はロワアーム。
写真に赤で示した1,2,3のナット類を外していく。
『1』はスタビライザーの取り付けボルト&ナットで14㎜。
『2』はショック(下部)取り付けボルト&ナットで17㎜。
『3』はロワアームとナックルを繋いでいるボルト&ナットで17㎜。
『1』と『2』はボルトごと抜き去ってしまって構わないが、『3』はナットのみ外し、ボルトは通しておく。
※写真手前の左右に走る太いアームはタイロッド。
ここからが、『プーラー』を使わずにショックを摘出する『違う方法』。
下の写真は、ショックの下部取付部分を上から覗いた様子。
ショックの付け根の奥にボルト(17㎜)の頭が見える。これを外すと
ロワアームとナックルを切り離すことができるのだ。
しかし、このままではショックが邪魔して工具が入らないので、次の作業に移る。
リアの作業でも使った特殊工具、鉄パイプの『てっちゃん』の登場だ。
下の写真のように『てっちゃん』をアッパーアーム根元のフレーム部にかけ、体重を乗せアーム類を下げる。
この時、ブレーキキャリパーや遮熱版を壊さないように注意しよう。
体重をかけた状態をキープしつつ、ショックをクルマの進行方向に対して前か後ろ(赤矢印のどちらか)にずらす。
うまくショックをずらすことができたら、『てっちゃん』を抜く。
下の写真のようにできれば成功だ。
覗きこむ時、あまりに顔を近づけすぎると、アームが反動でもとに戻った時に危ないのでほどほどに。
これで、奥の17㎜ボルトにアクセスできる。
※赤矢印部分にショックをかける。2枚前の作業前の写真と見比べてほしい。
17㎜ボルトが外れたら、再び『てっちゃん』を用いて、先ほどと同様に体重をかけ、
ショックを本来の取付部分に戻す。
※17㎜ボルトがなくなっているのがわかるかな?
外した17㎜ボルトがこれ
次に、ロワアームの1本だけ残しておいた『3』のボルトを抜く。
そして、ナックルをブレーキキャリパーごと左右に揺すりながら、手前に引くと
ロワアームとナックルが切り離される。
あまりに激しく揺すると、ブレーキホース類に無理がかかり破損するので注意しよう。
※写真の赤マルで囲った部分がロワアーム内に入り込み、先ほどの17㎜ボルトで固定されていたワケだ。
外した『2』と『3』のボルトは良く似ているが長さが違うので、わかりやすく分けて保管しておこう。
ナットもそれぞれ違うので、このように組み合わせておくと良いかも。
※上が2のショック取付用。下が3のナックル固定用。
ここからは、写真を撮り忘れてしまったので、分かりづらいかもしれないが、文章で説明します。
まず、最初に緩めておいたアッパーマウント固定用の14㎜ナットを完全に外す。これでショックはフリーとなり、
アーム類の反発力だけで支えられていることになる。
次に、ロワアームのナックルが入り込んでいた空洞に適当な短めの鉄パイプか木材を差し込み、
それに右足をかけロワアームを下げる。
その状態を保ち、鉄パイプの『てっちゃん』をアッパーアームにかけ、右手で前回と同様にアッパーアームを下げる。
タイミングを合わせ、左手でショックをクルマから摘出する。
ショックは下からではなく、上から取り出す。
わかったかな?
要するに、アッパーアームとロワアームを同時に下げ、そのすきにショックを取り出せば良いワケだが、
慣れてないとなかなか難しく、クルマを傷つけかねないので、助っ人に体重をかけてもらったりした方が良いでしょう。
とりあえず、ショックを取り出せたので、今回はここまで。
最後に錆びついたアーム類をシャーシブラックで塗装した。
次回はここにフロントショックを取りつけます。