ハザードスイッチ [Roadster [Dress-Up]]

今回はハザードスイッチのお話。
NA型ロードスターのエアコン吹出口の間にあるハザードスイッチは2種類あり、
NA6とNA8のシリーズ1までは赤ボタン、NA8のシリーズ2のみ黒ボタンとなる。
ボタンの真ん中の三角のハザードマークも赤ボタンの場合は白、黒ボタンの場合は赤で表示される。
ライトを点灯した時のイルミネーションも、赤ボタンの場合は緑、黒ボタンの場合は赤く光る。
ハザードボタンの下のリトラ開閉スイッチは全年式共通で黒ボタン。







我がポンコツ号は、内装を貼り替え、白と黒のモノトーンに統一している為、
ダッシュボードのド真ん中にいる赤いハザードボタンが、どーも気になっていた。
さらに、室内のメーターパネルや空調パネル、オーディオや灰皿照明にいたる全ての照明を
電球交換等により『赤照明』に変更していることもあって、最初から赤く光るNA8シリーズ2用の
ハザードスイッチは都合が良いのだ。
それに、赤ボタンの『赤』は微妙にピンクっぽく、経年による退色も手伝ってか、非常に古臭く見えてしまうのも残念だ。
これはもう替えるしかない!







早速、某ークションにて検索。
が、数が少ないのか、人気なのか知らないが、出てくるのは赤ボタンの前期モノばかり。
何ヶ月か探し求め、やっと見つけた。少々値は張ったが仕方なく購入。
商品が届くなり、自分のと比べてみる。







下の写真がハザードスイッチ。
左がシリーズ2用、右がポンコツ号を含む前期用。
ハザードスイッチはもちろんだが、リトラスイッチのマークの色も若干違う。
前期モノはクッキリハッキリしているが、シリーズ2モノはぼんやりとした表記。
リトラスイッチは前期モノの方がクォリティが高いようだ。
もちろん取付部を含む全体の形状、配線カプラーには変更はないので、無加工にて取り付け可能だ。
SN3A0558-1.jpg







横から眺めた図。
NA8はシリーズ2で大幅なコストダウンが図られ、その多くは内装品の簡素化によるものだった。
メーターリングの廃止やシート形状などが目立ったが、ハザードスイッチにもメスが入れられていた。
下の写真を良く見ると、右の前期モノのハウジングには2個の穴があいていて、その奥には夜間照明用の
電球が見える。が、左のシリーズ2モノの穴は1個がテープのようなもので塞がれて、穴はひとつのみ。
と、いうことは、電球もひとつ?
これは分解して検証じゃ~。
SN3A0568.JPG
※ちなみにこの写真、上下逆ですが、気になさらぬよう。







分解の図。
見事にバラバラ。組み立てられるか?
どうせ、『赤照明』に変更するので、分解作業からは逃れられないのだ。
分解は、ハウジング裏側、カプラーが刺さる側にツメが4箇所あるので、それらをあおれば
ガバッと開きます。中身はグリスがベッタベタで、バネがビヨ~ンと出てきたりするので、
パーツの紛失にはくれぐれも注意を。
SN3A0560.JPG







で、問題の電球部分。
案の定。宍戸錠。
電球が1個しか入ってない。
写真左、赤マル部分が電球。右の黄マル部分は穴のみ。
こんな小さなパーツにまでコストダウンの波が…。
まぁ、クルマが10万台売れたとして、電球が1個100円だったとすれば、これを省いただけで、
100,000×100=10,000,000で1,000万円の節約になることを考えれば納得か。
幸いにして、前期モノのハザードスイッチから電球のみ移植できたので良しとした。
SN3A0561-2.jpg







パーツの検証はここまで。
純正のレトロな『緑照明』から、鮮烈な『赤照明』へ変更する作業にかかる。
前述したように、シリーズ2モノのハザードスイッチは元々赤く光るので、
加工するのは、リトラ開閉スイッチのみ。
下の写真の赤マルで示したパーツを加工する。
SN3A0560-3.jpg







そのパーツをさらに分解します。
ボタンの横っちょに切り欠きがあるので、そこをあおるとスポッと抜けます。
強引にあおると簡単に割れるので、慎重に。ボクは割っちゃいました。
SN3A0562.JPG







分解したボタン部分の内側をマッキーなどの油性ペンの赤でチョチョイと塗り塗り。
余談だが、これを応用すれば、ムラサキだろうがキイロだろうが、好きな色の室内照明にすることも可能です。
SN3A0563.JPG
※フチが割れてる(泣)







同じように2個の電球もマッキーで塗り塗りします。
ちなみに、この電球はソケットと一体型で、これ以上分解できない。
無理やり抜こうとすると、ブチッともげます。
SN3A0564.JPG







加工はこれで終了。
あとはユニットを元通りに組み立てて、クルマに装着すれば完成。
ユニットを組み立てる際、ラジコンや模型用のグリスを要所に塗布すれば、スイッチの動作がスムーズになります。
下の写真がポンコツ号へ装着したハザードスイッチ。
上が昼。下が夜。
照明がピンクっぽく写ってしまっているが、実際はもうちょい赤い。
パッと見は純正。見る人が見れば、『お!』っと気になる、さり気ない小技。
ハザード焚くのが楽しくなる。
シリーズ2に乗ってる人には『?』かも知れないが、個人的にこういうの、好きです。
興味のあるNA6、NA8シリーズ1乗りのオーナーは試してみては?
SN3J0004.JPG

SN3J0005.JPG
※ちなみに、両脇の追加メーターは、左が電圧計、右がバキューム計で、右下のボタン操作でパネル照明を
青、黄色、白、赤…など何色かに変更できる優れモノ。ボクはもちろん赤に固定。


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