ハイマウントストップランプをイマ風に… [Roadster [Dress-Up]]

我がポンコツ号は、過去に自作の丸4灯テールを装着していたのだが、
現在は、市販のブラックユーロテールに軽くスモークを吹いて、ベンツのマークみたいな形の
LEDバルブをストップ&テールランプに入れて、イマ風を気取っている。

ゆくゆくは、LED『バルブ』ではなく、自分でLEDを組み込んで、今のユーロテールをベースにオリヂナルな
LEDテールを…と考えていて、いろいろと部品を物色中。その模様は近日公開の予定。

で、今回はその序章として、トランクに組み込まれているハイマウントストップランプをイマ風に
アレンジしてみようと思う。

ユーロテールの『キラキラ感』は、魅力のひとつだと思われる。
そーすると、気になるのが、ハイマウントストップランプのウサン臭さ。
純正テールはもちろん、通常のレンズカットのテールランプを装着している場合なら、そのままでも
違和感は感じないが、メインのテールランプをキラキラに換えると、気になってしょうがない。

…ということで、ハイマウントストップランプのレンズカット変更、及びLED化にチャレンジ。
テーマは『トヨタ純正風』。
遠目にはわからないが、良ーく見ると、なんか違う。ブレーキを踏めば、ビカッと鮮烈な光。…が狙い。



下の写真が純正のハイマウントストップランプ。
すでに分解されてレンズのみになっているが、外すのは簡単。
トランクを開けランプを裏から覗きこむと、10㎜のナット2個で留っているので、それを緩めれば簡単に外れます。
レンズはユニットにハメ込んであるだけなので、ツメをあおればパカッと外れます。
レンズは他の樹脂パーツに比べ割れやすいので、あおる際は慎重に。
PAP_0473.JPG



頭の中の構想では、レンズカットを紙ヤスリ等で削り取って…と考えていたのだが、
試してみたら、全然うまくいかなかったので却下。
レンズごと切り取って、そこに新規に別のレンズを貼り付ける作戦へ変更。
この切り取り作業もなかなか困難を極めたが、熱したカッターを使ったり、半田ゴテで熔かしたりして、
なんとか成功。
切り口は、耐水ペーパーやコンパウンドで平滑に仕上げる。サボると隙間から浸水なんて危険性もあるので、念入りに。
レンズの周囲についてる防水パッキンは、簡単に作れそうだし、やってるうちにボロボロになってきたので剥がしちゃった。剥がした方が作業もはかどる。
下の写真がレンズを切り取った状態。
PAP_0470-2.jpg



レンズを切り取っても、透かしてみると『フチ』部分にレンズカットがプツプツと残ってた。
裏返すと、レンズの裏側の周囲(下写真の黄色部分)にレンズカットが…。
これは、紙ヤスリなどを駆使して地道に削り取るしかない。ここの仕上げは『キラキラ感』に響くので、コンパウンド等でピカピカに仕上げよう。
写真に示した部分以外は装着すれば見えなくなるので、キズだらけでもOK。
SN3A0474.JPG
※この写真は、すでにレンズカットを削り取った状態です。



今回購入した材料たち。
真っ赤な3㎜厚アクリル板。専用の接着剤。透明の長い棒状の物は、断面が三角形になったアクリル材で、
これが今回の作業のミソ。サイズ(太さ)違いで2本用意した。
すべて、ホームセンターで購入可能で、全部で¥2,000-くらい。
PAP_0472.JPG



アクリル板を切り出す。
ランプ本体をアクリル板にあて、油性マジックなどでしるしをつける。
はじめは、カッターなどでスジを入れ、ペンチなどでつまんで割る(折る)。
ある程度、形が出来てきたら、本体にあてがいながらヤスリ等で微調整。
切り口は最終的にはコンパウンドでピカピカ仕上げ。
エッジ部分は純正を参考に絶妙な丸みを付けよう。
アクリル板はキズつきやすい上に、深いキズはコンパウンドでも取れないので、
ヤスリや工具類をぶつけないように注意。
PAP_0469.JPG



切り出したアクリル板を接着する。
ランプ本体にアクリル板をあて、慎重に位置合わせ。
マスキングテープ等で仮止めし、専用の接着剤をレンズの裏から流し込む。
専用の接着剤は、水のようにサラサラしているので、少量流し込むだけで、スゥーッと伝わっていく。
瞬間接着剤のように白くなったりせず、乾燥後は無色透明。乾きも早く、数分でガッチリつく。
下の写真が接着後のレンズ。下に置いたSevenStarsがクッキリハッキリ。
レンズの色が心配だったが、全く違和感なし。
LEDの『つぶつぶ感』が好みの人はこのまま装着しても、それはそれで『アリ』かも知れないが、
今回はもうひと工夫して『トヨタ純正風』を目指す。
PAP_0468.JPG



ここで、今回のミソ。
アクリル三角棒の登場。
本来この棒は、アクリル板を箱状に組んだ時、そのコーナー部分に補強として内側から接着する材料らしいが、
今回は素通しのレンズの内側に数本貼り付け、『トヨタ風』のレンズカットを再現しようと考えた。
まず、サイズ(太さ)の異なるアクリル棒を、テキトーな長さに切り分け、レンズの裏からあてがい、サイズ合わせ。
太い方を3本並べると、レンズ内側の寸法にピッタリFit!これでいく!
レンズ内側の形に合わせ、3本のアクリル棒を切り出し、形を整えたのが下の写真。
透明感はないが、それがかえってLEDの『つぶつぶ感』を消し、光が広がるはず。
PAP_0466.JPG



整形したアクリル三角棒を、レンズ内側にキッチリはめ込み、専用接着剤にて接着。
狙い通りの完成度!
表面は、蛍光灯が映り込むほど平滑で、角度を変えればキラキラ輝くイマ風のレンズカット。
電球やLEDを組み込んでいなくてもこの輝き。大成功だ。
何も言わなければ、誰も気づかないほどのさりげなさが憎い(笑)。
PAP_0465.JPG



さてさて、喜びもつかの間。
勢い余って剥がしてしまった防水パッキンを製作する。
材料の写真には写っていなかったが、ちゃんと買ってありますよ。
5㎜厚くらいの黒いスポンジシート。
スポンジといってもゴムに近い素材で、裏側が粘着シートになっているもの。
そいつを下の写真のようにレンズのサイズに切り出し、レンズ本体に貼り付ける。
PAP_0463.JPG



製作したゴムパッキンを貼り付けて、レンズの完成。
LED化しない場合は、このまま装着しても純正とは一味違った雰囲気を味わえる。
しかし、今回のテーマは、『昼も目立ち、夜はもっと目立つ』なので、
LED化は避けられないのだ。飽きないうちに、作業続行だー。
PAP_0461.JPG



LED化などと、大それた事を言ってはみたが、ダイオードだの抵抗だのを基盤に半田付けして…
なんていう作業は面倒だし、時間もないし、知識もない。じゃあ、どーするか。

流用です。

そんなこともあろうかと、仕入れ済みであります。
最近、ミニバン系のドレスアップで流行りつつあるパーツ。
リアバンパーに組み込んであるリフレクター(反射板)をLEDで光らせるパーツ。
その車種ごとにそれぞれ形が違うので、ロードスターへの装着は到底無理だが、
ボクが欲しいのは、中のLEDユニット。そいつをユニットごと、ロードスターのハイマウントの中に
組み込めば、電気が苦手でも簡単にLED化出来ちゃいます。
で、用意したのは、アルファード用のリアバンパーLEDリフレクター。
寸法がだいたい合えば、車種はなんでもOK。どうせ、欲しいのは中身だけ。ガワはどーでもいいのだ。
メーカーや車種にもよるが、今回仕入れたものには、LEDが片側で22個。両方合わせれば44個の赤LEDが
組み込まれている。ハイマウントストップランプには贅沢すぎる数だ。


 
さっそく、出来上がったハイマウントにLEDユニットを組み込んでみた。
横幅はちょうど良いが、縦にふたつのユニットを入れるのは厳しいので、下側のユニットを斜め上に向けて装着。
ロードスターはノーマルでも普通車に比べ車高が低いので、この角度の方が視認性も良さそう。
固定は、両面テープとホットボンド。多少はみ出ても気にしない。
SN3A0475.JPG



斜め横から見た図。
下側のユニットに角度を付いている。
SN3A0476.JPG



裏側から見た図。
ハイマウントの後ろ半分は邪魔なので切り落とした。
基盤が丸見えだが、トランク内なので、このままでも浸水の心配はなし。
2本のコードを純正のハイマウントの配線に繋げば点灯する。
SN3A0477.JPG



レンズの内側にメッキのカッティングシートを貼り、光量アップをはかる。
SN3A0479.JPG



出来上がったLEDユニットとキラキラレンズを合体。
美しいレンズカットが中のLEDの存在を完全に消しているのがわかる。
無点灯でも存在感あり。
SN3A0480.JPG



電源を繋いで点灯試験。
LED独特の強烈で鮮やかな赤い光を放つ。
写真の関係で、『つぶつぶ感』が目立っているが、実際はそうでもない。
色も実際の方が赤く、端までキッチリ光る。
SN3A0481.JPG



この後、クルマに装着したが、ユーロテールとの相性もバッチシ!
一応テールにもLEDバルブが入っているので、ブレーキを踏んだ時の『パッ!パッ!』っというレスポンスも最高。
ブレーキ踏むのが楽しくなる。
装着して2~3カ月になるが、浸水や球切れなどのトラブルもなし。車検も通るのでは(?)

う~む…。メインのテール早くLED化したいゾ。



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