インテリアの製作 [R/C Car [Hilux 4WD]]
タミヤの30系ハイラックスのラジコンは最初期のモデルから数えて、現行型で4代目。
初代は1981年、2代目は1985年、3代目は1992年、そして現行型が2007年にそれぞれ発売された。
初代モデルの発売はちょうど30年前となる。
未だに、海外メーカーからレプリカっぽい高価なキットが発売されているほど魅力的なラジコンを、
そんな昔に開発していたタミヤってスゴイ。
2代目と3代目は、シャーシが共通で、ホイールやボディのディティールが若干違う程度なので、
シャ-シだけで言えば、初代、2~3代目、現行型の3種類。1代目はホイールまでアルミ製だったから、
一番コストがかかっていたと思われる。
ボディは、初代と2代目がそれぞれ独自のデザインで、3代目と現行型は共通のデザインを採用しているが、
現行型のボディは、パーツの分割方法の違いやメッキパーツの採用などで、別物と言っても良いくらいに
現代的なアレンジが加えられている。
初代~3代目のボディと現行型ボディでの一番の違いは、ウインドシールドのパーツがスモーク化され、
内装パーツが省略されてしまったこと。初代モデルは、ドライバー人形まで付属していたのに、
現行モデルはシャ-シ構造が先代モデルと全く異なるので、スペース的な都合もあり、省略されてしまったようだ。
クロカン4駆なのに、フルスモって…。ないわ~。
やっぱ、素通しの窓で、シートとかハンドルが見えないと。そうすりゃ、スケール感が増すのになぁ…。
…なワケで、現行シャーシレイアウトのままで、リアルな内装を作っちゃいます。
前置きがだいぶ長くなってしまったが、要するに、現行型ハイラックスハイリフトに内装パーツを新設して、
先代までのリアルな雰囲気を再現しようという魂胆だ。
では、製作にとりかかる。
せっかく内装パーツを作っても、外から見えないのでは全く意味がないので、『素通しの窓』が必要だ。
海外メーカーなどで、ポリカーボネイト性の透明シールドが発売されているので、それを使っても良いのだが、
それじゃあ、カネも時間もかかるので、手持ちの材料で自作する。
純正のスモークウインドウをボディに装着した状態で、窓枠に沿って油性ペン等で印を付ける。
そして、ボディからウインドウパーツを外して、その線に沿ってカッター等でウインドウをくり抜く。
くり抜いたものが左の写真。切り口は、車外からはそれほど見えないので、『それなりに』仕上げておく。
そして、右の写真は、くり抜いたウインドウパーツに0.3㎜の透明プラ板を貼り付けたもの。蛍光灯が反射しているのがわかるかな。
サイドウインドウは、薄めの両面テープで、フロントウインドウは接着面積が狭かったので、接着剤で固定している。
フロントウインドウは、両端が浮いてしまっているが、ボディに取り付ければ挟まって固定されるので無視する。
接着剤が若干ハミ出してしまったので、フラットブラックでそれらしく修正しておいた。
透明パーツは非常に割れやすいので、くり抜き作業の際は注意が必要だ。
前述した通り、現行型ハイラックスは、シャーシ構造が複雑(ギヤボックスが縦に長い)で、
ボディのウインドウライン下まで、モーター等が迫ってきてしまっている。
その為、先代モデルのように、室内の足元近くまで内装を再現するのは不可能。
ここでは、キッパリ割り切って、ウインドウライン下はカバー、それより上に見えるシートやダッシュボードのみを製作する。
下の写真は、内装とシャーシの上に乗るモーター類を隠すカバー。1.2㎜のプラ板から切り出したものだ。
赤マル部分は、ウインドウパーツと共締めでボディに固定する為の穴。黄色マル部分は、サイドミラー取付ビスの逃げ。
中心付近の大きめの穴は間違って開けてしまった穴(笑)。この後、ツヤ消しブラックにて塗装。
このプレートの上に、シートやダッシュボードを乗せて、ボディへ装着する流れだ。
いきなり出来上がってしまっているが、下の写真は1.2㎜のプラ板でハコ組みしたダッシュボード。
左上の写真が運転席側から見た様子で、右上の写真が前方から見た様子。つまり左ハンドルのダッシュボードだ。
左下の写真は裏側の構造。強度確保の目的で、何枚かの補強板を入れておいた。
ダッシュボード前面のアールはフロントウインドウのそれと同じにしておく。
右下の写真はの茶色いモノはステアリング。アクセントを付けたかったので、ウッドっぽくしてみた。
透明のプラパイプを熱し、半円状に曲げたもの。裏側にヘコミを設けて、本物チックにしている。
カタチになったダッシュボードを、いかにもなライトグレーで塗装。
実車のダッシュボードは見たことないので、想像力を広げてそれっぽく塗り分け。
メーターや1DINのCDプレーヤーは、実物の写真をラベルシートに縮小印刷し、貼り付けた。
エアコンの吹出口は、ハイエースのカタログ写真から拝借した。
写真でもわかるように、下半分は再現しないので、ステアリングのスポーク部分やシフトレバーなどは製作していない。
実車4駆乗りの人達からも、絶大な人気を誇る某メーカーのステッカーも、それっぽさの演出。
シートも、海外メーカーから同じようなものが発売されているが、写真の物はそれではない。
中古カー用品店で見つけた、1/10スケールのレカロシ-ト型のケータイ電話ホルダーだ。
クリアのスケルトンモデルだったことと、パッケージが破れてボロボロだったため、1個100円で売ってた。
それの下半分をカット。フラットレッドで塗装して、シートベルトは布で自作。
『RECARO』や『SIMPSON』などのステッカーで仕上げた。
右の写真は、ボード上に固定された内装パーツ類。ダッシュボードとステアリングは接着、シートは裏側から
2㎜のタッピングビスで固定されている。
出来上がった内装パーツを車体に固定する。
前側は、ウインドウパーツと共締めするが、後ろ側はなにも無いので1㎜のアルミ板でブラケットを製作した。
ボディの荷台部分に2カ所穴を開け、このブラケットで固定する。
左上の写真は製作したリア用アルミ製ブラケット。右の写真が後ろ側の固定方法。
下の写真は前側の固定方法だ。前側の固定ビスは、ボードを挟む分、長めのビスに変更する。
完成ィ!
我ながら、想像以上の完成度に満足満足!
上半分が黒っぽいボディに真っ赤なレカロシートが映える。チラッと見えるウッドっぽいステアリングもGood。
ウインドウに貼った0.3㎜の透明プラ板の強度が心配だったのだが、ボディと挟み込む取付方法で解消された。
引きの画像で見ると、下の黒いカバーが見えなくなるので、リアルさが倍増する。。
あ~。ルームミラーも欲しいなぁ。今度作ろう。
ちなみに、ボディカラー及び、ツートンの塗り分けは説明書の指定通り。ただ、ステッカー類はキットの物は利用せず、全て自作。
小さめのステッカーをチョコチョコ貼って、『ありそうな』雰囲気に。
タイヤはプロラインの2.2inchフラットアイアン。ホイールはRC4WDのRockster 2.2 Narrow。
ロールバー上の5連フォグは、なんとなくオモチャっぽいのでキャンセル。
ちょこっとだけリフトアップして、バッテリーはフレーム内に縦置きしているので、腹下は若干スッキリ。
さてさて、次は何を作ろうかなぁ。
余ってる銅パイプで、荷台のロールバーでも作ろうかな。
最近は寒いんで、ロードスターはほったらかし。1/10の世界にドップリ浸かって現実逃避の日々。
ま、ロードスターは春になってから始動ということで、しばらくは、1/10の世界でぬくぬくさせてもらいましょう。
では。
初代は1981年、2代目は1985年、3代目は1992年、そして現行型が2007年にそれぞれ発売された。
初代モデルの発売はちょうど30年前となる。
未だに、海外メーカーからレプリカっぽい高価なキットが発売されているほど魅力的なラジコンを、
そんな昔に開発していたタミヤってスゴイ。
2代目と3代目は、シャーシが共通で、ホイールやボディのディティールが若干違う程度なので、
シャ-シだけで言えば、初代、2~3代目、現行型の3種類。1代目はホイールまでアルミ製だったから、
一番コストがかかっていたと思われる。
ボディは、初代と2代目がそれぞれ独自のデザインで、3代目と現行型は共通のデザインを採用しているが、
現行型のボディは、パーツの分割方法の違いやメッキパーツの採用などで、別物と言っても良いくらいに
現代的なアレンジが加えられている。
初代~3代目のボディと現行型ボディでの一番の違いは、ウインドシールドのパーツがスモーク化され、
内装パーツが省略されてしまったこと。初代モデルは、ドライバー人形まで付属していたのに、
現行モデルはシャ-シ構造が先代モデルと全く異なるので、スペース的な都合もあり、省略されてしまったようだ。
クロカン4駆なのに、フルスモって…。ないわ~。
やっぱ、素通しの窓で、シートとかハンドルが見えないと。そうすりゃ、スケール感が増すのになぁ…。
…なワケで、現行シャーシレイアウトのままで、リアルな内装を作っちゃいます。
前置きがだいぶ長くなってしまったが、要するに、現行型ハイラックスハイリフトに内装パーツを新設して、
先代までのリアルな雰囲気を再現しようという魂胆だ。
では、製作にとりかかる。
せっかく内装パーツを作っても、外から見えないのでは全く意味がないので、『素通しの窓』が必要だ。
海外メーカーなどで、ポリカーボネイト性の透明シールドが発売されているので、それを使っても良いのだが、
それじゃあ、カネも時間もかかるので、手持ちの材料で自作する。
純正のスモークウインドウをボディに装着した状態で、窓枠に沿って油性ペン等で印を付ける。
そして、ボディからウインドウパーツを外して、その線に沿ってカッター等でウインドウをくり抜く。
くり抜いたものが左の写真。切り口は、車外からはそれほど見えないので、『それなりに』仕上げておく。
そして、右の写真は、くり抜いたウインドウパーツに0.3㎜の透明プラ板を貼り付けたもの。蛍光灯が反射しているのがわかるかな。
サイドウインドウは、薄めの両面テープで、フロントウインドウは接着面積が狭かったので、接着剤で固定している。
フロントウインドウは、両端が浮いてしまっているが、ボディに取り付ければ挟まって固定されるので無視する。
接着剤が若干ハミ出してしまったので、フラットブラックでそれらしく修正しておいた。
透明パーツは非常に割れやすいので、くり抜き作業の際は注意が必要だ。
前述した通り、現行型ハイラックスは、シャーシ構造が複雑(ギヤボックスが縦に長い)で、
ボディのウインドウライン下まで、モーター等が迫ってきてしまっている。
その為、先代モデルのように、室内の足元近くまで内装を再現するのは不可能。
ここでは、キッパリ割り切って、ウインドウライン下はカバー、それより上に見えるシートやダッシュボードのみを製作する。
下の写真は、内装とシャーシの上に乗るモーター類を隠すカバー。1.2㎜のプラ板から切り出したものだ。
赤マル部分は、ウインドウパーツと共締めでボディに固定する為の穴。黄色マル部分は、サイドミラー取付ビスの逃げ。
中心付近の大きめの穴は間違って開けてしまった穴(笑)。この後、ツヤ消しブラックにて塗装。
このプレートの上に、シートやダッシュボードを乗せて、ボディへ装着する流れだ。
いきなり出来上がってしまっているが、下の写真は1.2㎜のプラ板でハコ組みしたダッシュボード。
左上の写真が運転席側から見た様子で、右上の写真が前方から見た様子。つまり左ハンドルのダッシュボードだ。
左下の写真は裏側の構造。強度確保の目的で、何枚かの補強板を入れておいた。
ダッシュボード前面のアールはフロントウインドウのそれと同じにしておく。
右下の写真はの茶色いモノはステアリング。アクセントを付けたかったので、ウッドっぽくしてみた。
透明のプラパイプを熱し、半円状に曲げたもの。裏側にヘコミを設けて、本物チックにしている。
カタチになったダッシュボードを、いかにもなライトグレーで塗装。
実車のダッシュボードは見たことないので、想像力を広げてそれっぽく塗り分け。
メーターや1DINのCDプレーヤーは、実物の写真をラベルシートに縮小印刷し、貼り付けた。
エアコンの吹出口は、ハイエースのカタログ写真から拝借した。
写真でもわかるように、下半分は再現しないので、ステアリングのスポーク部分やシフトレバーなどは製作していない。
実車4駆乗りの人達からも、絶大な人気を誇る某メーカーのステッカーも、それっぽさの演出。
シートも、海外メーカーから同じようなものが発売されているが、写真の物はそれではない。
中古カー用品店で見つけた、1/10スケールのレカロシ-ト型のケータイ電話ホルダーだ。
クリアのスケルトンモデルだったことと、パッケージが破れてボロボロだったため、1個100円で売ってた。
それの下半分をカット。フラットレッドで塗装して、シートベルトは布で自作。
『RECARO』や『SIMPSON』などのステッカーで仕上げた。
右の写真は、ボード上に固定された内装パーツ類。ダッシュボードとステアリングは接着、シートは裏側から
2㎜のタッピングビスで固定されている。
出来上がった内装パーツを車体に固定する。
前側は、ウインドウパーツと共締めするが、後ろ側はなにも無いので1㎜のアルミ板でブラケットを製作した。
ボディの荷台部分に2カ所穴を開け、このブラケットで固定する。
左上の写真は製作したリア用アルミ製ブラケット。右の写真が後ろ側の固定方法。
下の写真は前側の固定方法だ。前側の固定ビスは、ボードを挟む分、長めのビスに変更する。
完成ィ!
我ながら、想像以上の完成度に満足満足!
上半分が黒っぽいボディに真っ赤なレカロシートが映える。チラッと見えるウッドっぽいステアリングもGood。
ウインドウに貼った0.3㎜の透明プラ板の強度が心配だったのだが、ボディと挟み込む取付方法で解消された。
引きの画像で見ると、下の黒いカバーが見えなくなるので、リアルさが倍増する。。
あ~。ルームミラーも欲しいなぁ。今度作ろう。
ちなみに、ボディカラー及び、ツートンの塗り分けは説明書の指定通り。ただ、ステッカー類はキットの物は利用せず、全て自作。
小さめのステッカーをチョコチョコ貼って、『ありそうな』雰囲気に。
タイヤはプロラインの2.2inchフラットアイアン。ホイールはRC4WDのRockster 2.2 Narrow。
ロールバー上の5連フォグは、なんとなくオモチャっぽいのでキャンセル。
ちょこっとだけリフトアップして、バッテリーはフレーム内に縦置きしているので、腹下は若干スッキリ。
さてさて、次は何を作ろうかなぁ。
余ってる銅パイプで、荷台のロールバーでも作ろうかな。
最近は寒いんで、ロードスターはほったらかし。1/10の世界にドップリ浸かって現実逃避の日々。
ま、ロードスターは春になってから始動ということで、しばらくは、1/10の世界でぬくぬくさせてもらいましょう。
では。
お〜! いいですね!
ぜひ私も作ってほしいものですね(爆)
by snow week (2011-04-06 10:35)