ゴツイ靴へ ~ホイール交換~ [R/C Car [Hilux 4WD]]

ボクのハイラックス・ハイリフトは、チョイ加工で若干リフトアップしている上に、
リ-フスプリングの取付方法を工夫して良く動く足になっているのだが、
標準装備のタイヤ&ホイールでは安定感に不安が残るし、なにより見た目が頼りない。



R/Cカーのホイールサイズには1.55、1.9、2.2、4.0などがあり、数値が大きいほど大きくなる。
『4.0』というサイズはクラッドバスター等の、いわゆるモンスタートラック系のホイールサイズで、
スケール性やリアル感を追求するクローラー系のユーザーは、その他のサイズを好むようだ。
タミヤのハイラックス・ハイリフトに付属する標準のホイールは、1.9サイズ。実は他のツーリングカーや
ドリフトカー等と同じサイズなのだ。
実際に、ツーリングカー系のホイールをハイラックスに流用しているユーザーも存在する。
ハイラックス・ハイリフトの方がタイヤが大きいので、全体的な印象が『ゴツク』見えるだけなのだ。
これは実車にも通じる事実で、例えば、トヨタ・ランドクルーザーと、日産スカイラインGT-R(R32系)の
純正ホイールサイズは16インチで同一。太さも8Jで一緒。しかし、普通の人間が見れば、どう見ても同じには見えないはず。
タイヤサイズが大きい分、ランクルのタイヤの方が『でかいタイヤ』と認識する。
恐るべし目の錯覚!



で、今回は手っ取り早く、タミヤのCR-01系シャーシに付属する2.2サイズのホイールを装着してみることにした。
もちろん、ハイラックス・ハイリフトへの装着は無加工&ボルトオン。
このホイールは樹脂製だが、タイヤをホイールで挟み込む、本格的な『ビードロック方式』を採用している。
『ビードロック方式』とは、タイヤをホイールにハメ込んだ後、『ビードリング』と呼ばれるリング状のパーツで
タイヤのビード(ミミ)部分を挟み込んで、タイヤがホイールから脱落するのを防ぐ方式で、実車の4WD系ホイール
にも存在する。
R/Cカーのホイールと実車のホイールでは、ビードのロック方法が異なるが、R/Cカーの場合、タイヤをホイールに
接着する手間が省け、同じホイールで何度もタイヤ交換ができるという利点が嬉しい。









そのまま装着しても構わないのだが、ちょっと工夫してみた。
左の写真が無加工のホイールで、右の写真が加工後のホイール。
本来は、単なる樹脂の彫刻で再現されているハブ周辺のナットを、2㎜のビス&ナットでリアルに再現してみた。
真ん中のフランジナットは、レッドのアルミ製。
ホイール外周のリングはアルミに見えなくもないが、リアルなメッキの樹脂製。
PAP_0029.JPG PAP_0028.JPG










加工は簡単で、下の写真のようにホイール裏からピンバイス等で穴をあけ、2㎜のビス&ナットを通すだけ。
2㎜のビスなんて、ラジコン1台つくりゃ絶対と言ってもいいほど余るジャンクパーツだから、部品代はゼロよ。
ただ、加工作業で注意しなければならないのは、6角ハブにあまりにも近いところに穴あけすると、
車体のナックル周辺に干渉してホイールが付けられなくなるので、程良くギリギリの位置に穴あけのこと。
(ボクは図面なしで超テキトウに穴あけしたので、裏から見るとハチャメチャだぁ)
PAP_0032.JPG









ちなみに、CR-01用のホイールには、オプションでメッキバージョンもある。
安かったので、それも1セット買ってみたのだが、失敗したかも。個人的にはあまりカッコ良くない気が…。
みなさんはどうでしょうか。
形状やサイズは全く一緒なので、シルバーのリングのみをメッキホイールに移植してみたりすると面白いかも。
PAP_0033.JPG








実際に履かせてみた。
左がCR-01ホイールで、右が純正。
車高や装備品の違いも手伝って迫力満点!
今にもグイグイっと岩山を登って行きそうな雰囲気プンプンだ。
右の標準仕様はできたてホヤホヤのすっぴん状態なので、トイラジっぽい。
比べるのがチョイかわいそうだが、チューニングとはそういうものだ。
実際の車高は、リフトアップしている左の方が高いはずなのに、右のノーマルの方が腰高に見えてしまうのだから、
タイヤサイズ変更の効果は、思っていた以上に大きい。
PAP_0017.JPG PA0_0109.JPG









ホイール&タイヤの拡大写真。
赤いアルミ製のフランジロックナットと周辺の6角ナットが良いアクセントとなって、リアルな風合い。
樹脂製ホイールでも、ちょっとした工夫でここまでスケール感がアップする。
しいて言えば、ビードリングを留めているビスが、タダのプラスネジなのはいただけないかな。
もうチョイ良さげなビスに交換したいところ。
右の写真は車体上部から見たハミ出し具合。オーバーフェンダーを付けても良いが、このままでもまた良し。
タイヤは、プロラインのフラットアイアン2.2サイズ。程度の良い中古タイヤをラジコンショップで入手。
タイヤの性能にコダワリは無いが、パターンが程良く細かめで、リアルなタイヤを探していたのでちょうど良かった。
ちなみに、このタイヤパターンは、実在する『BFグッドリッチ・マッドテレーン』の現行モデルの1/10レプリカなので、
リアル&スケールクローラー系のユーザーからの支持も高いようだ。
もちろん、自分が乗っている愛車(実車)とお揃い!なんて荒業も実現可能だ(笑)。
PAP_0016.JPG  PAP_0018.JPG








室内での軽い試運転だけでも、安定感やグリップの違いが容易に体感できた。
特にグリップ力の差は歴然。
太さや直径の大きさ、パターンによるものも大きいのだろうが、柔らかさにも秘密があるようだ。
実車でロッククローリングを愉しむユーザーも、路面に合わせ、タイヤの空気圧を低めに調整するという。
タイヤが適度に変形することによって、よりグリップ力が増すらしい。
プロライン・フラットアイアンをはじめ、多くのR/Cカー用タイヤは、空気の代わりに『インナースポンジ』が
タイヤの中に組み込まれており、その硬さで、グリップ力の変更を行える。
写真のハイラックスのタイヤも、ちゃんと変形している。標準装備の中空カチカチタイヤじゃこうはいかない。
実際に空気を入れることのできるR/Cカー用タイヤも出回っているようだが、イマイチ定着していないようだ。
グリップに関しては良しとして、安定感の更なる性能向上には、ホイール内にウエイト(重り)を仕込むか、
ホイールそのものをアルミ等の金属製の重いモノに変更すれば、転倒などのアクシデントの回避にも効果を発揮しそうだ。
アルミホイール欲しいな~。
Test run.JPG







『欲しいな~』って言ってるわりには、すでに買っちゃってるんです、アルミホイール。
次回は、その辺をレポートしようと思います。
お楽しみに。






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